親父の腫瘍マーカー検査結果(2014年4月30日時点)は以下のとおり。既に6月だが。
親父は元気です。あんまり「親父の肺癌」の記事が更新されないと、「とうとう・・・」と思われる方も(たまに)いらっしゃるようで、最近、あちこちで、「・・・お父さん、・・・どうされました?」と極めて遠慮がちに、傷心の私を慮るように尋ねられることが増えた。
すまん! ただ単に更新が面倒くさいだけなんだ! 心配してくださっているみなさんには、
便りがないのはよい便り
という言葉を贈ろう。
とか思ってたら、先週(6月3日)、親父から「親父の肺癌の記事に『これまでの経過』も掲載せよ」との指令が届いた。(てゆーか親父も自分でブログやれよ。元気なんだからよ。今度帰省したときに強制的にブログ立ち上げてきちゃる!)。
「仕方ねーな。そろそろ更新するか。」
と思っていたところで胃腸風邪で私がダウン。先週末から月曜日にかけてバッチリ寝込む。とにかく怠くて、腹が張って、気持ちが悪くて、食欲がなくて。
20年近く前、長年の不摂生&暴飲暴食が祟って重度の脂肪肝と膵炎と十二指腸潰瘍を併発したときとそっくりである。
「すわ、脂肪肝の再発か? 急性膵炎か?」
とビビリまくり、20年前は完治するまでカミさんにひとかたならぬ迷惑をかけたので、
「再びあの迷惑をかけるわけにはいかぬ。いっそ、このまま死ぬか? 死ねば事務所経営のことも考えなくていいし、家族には1億円くらいの保険金が・・・」
とベッドの中で悶々と苦しんだ末かかりつけのクリニックに行ったところ、
「胃腸風邪だね。ずいぶん胃が張っちゃってるね。風邪のウイルスが入り込んで胃がガスで一杯だね~。」
の一言で片づけられ、処方してもらったクスリを飲んだらあっという間に治りました。
最近、毎晩、寝る前に頂き物のワインや日本酒を飲み続けていたので、私的にはかなりビビっていたのだがヤレヤレだ。早速今夜は快気祝いに赤ワインだ。
・・・あ、親父の話じゃなくなってますね。親父にリクエストされた「これまでの経過」はこの記事の末尾にあります。
ということで、親父の腫瘍マーカー検査結果(2014年4月30日時点)です。
( )内は前回検査時(2014年3月31日)の検査結果。
ProGRP 64(59)※基準値81以下 肺ガンに特有の腫瘍マーカー
CEA 4.1(3.2)※基準値5.0以下 胃・大腸・肝臓ガンに特有の腫瘍マーカー
NSE 15.9(15.1)※基準値16.3以下 小細胞肺ガン、神経芽細胞腫に特有の腫瘍マーカー。告知時(2012/10/11の数値は22.8)
CA19-9 36(37)※基準値37以下 膵臓・胆道・胃・大腸・肝臓ガンに特有の腫瘍マーカー【これまでの経過を見ると、この数値だけがたまに基準値を超える。すぐに元に戻りますが。】
【免疫力の数値】
アルブミン 4.1(4.1)※基準値3.8~5.3
リンパ球 36.4(31.0)※基準値18.0~59.0
ガンの大きさは
上部 縦1.98cm(2.16cm)
横2.23cm(2.37cm)
奥行−cm(−cm)
下部 縦2.60cm(2.44cm)
横4.40cm(3.90cm)
【告知から現在まで】
2012年11月15日 陶生病院(愛知県瀬戸市)で肺腺癌ステージⅢBの告知。
主治医から、「手術は不可能。放射線治療も無理(※親父は送ってきた手紙に「治療は抗ガン剤と放射線治療といわれた」と書いてましたが、たぶん、勘違い。私が説明を受けたときは、「手術も放射線治療も無理。抗ガン剤しか治療法はありません。」ということでした。)。従って治療は抗ガン剤によることになるが、抗ガン剤治療をしても余命は2年。抗ガン剤治療をしなければ余命は1年。」と余命宣告。
親父は抗ガン剤治療を拒否し、2012年12月12日から2013年1月24日まで計6回のNK細胞療法。
2012年12月20日からフコイダン飲用開始。
2013年1月7日から丸山ワクチン摂取開始(2014年5月30日時点で203本摂取済み)。
同時期から金沢の「ゴッドハンド」の元に週1回のペースで通い始める。
2013年5月、椎間板ヘルニアが悪化したため金沢行きを中止。
2013年7月18日から紅豆杉飲用開始。
※このブログは私の親父の「癌との付き合い方・共生の経緯」(あえて「闘病」とか悲壮な書き方はしません)を紹介しているだけで、記事中に出てくる特定の治療法、病院、医師等を「癌に効く」あるいは「癌に効果がない」と決めつけて紹介したり批判するものではありません。
皆さん(特に、今、癌を告知され、これから癌との付き合い方、共生の仕方、あるいは「闘い方」を模索している方)。
人は誰しも「生まれ方」と「死に方」は選べませんが、
「生き方」だけは選ぶことができます。
このブログに限らず、不確かな情報に惑わされず、金儲け主義のクソ商法に踊らされることなく、ご自身の「生き方」はご自身で選択して、それを全うしてください。
人はいつか必ず死にます。
「どう死ぬか」ではなく「どう生きるか」
こそが大切だと思います。
余命2年の肺腺癌を告知された後の親父の生き方を見ているとつくづくそう思います。
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