あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

乱舞する男踊りの身の低さ  あきオジ (阿波踊り)

2011-08-26 06:04:53 | 日記
神代植物公園です。
今年も阿波踊りの季節です。
大好きなのです。
夢中になっている姿がいいですね。
品格、踊りのレベルの高さは素晴らしいですね。
妥協のない向上心がいいですね。

録画しておいてことあるごとに見ています。
一年がこの4日になる。
そう思えるだけでも素晴らしい。

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日本一!おどらにゃそんそんよく言うよ  あきオジ

りんとした口元赤き阿波踊り  あきオジ

汗舞いし群舞の躍動ややや  あきオジ

阿波踊りあちかがわから踊る側  あきオジ

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夏過ぎて言葉拾いに出かけたり  あきオジ

2011-08-26 05:57:42 | 日記
神代植物公園です。

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たびにあきてけふ幾日やら秋の風  芭蕉

おもしろてやがてかなしき鵜舟哉  芭蕉

(芭蕉の世界は地唄舞のような想像力による美しさなのですね。品格で見せるのもいいですが、泥臭く野暮ったい。そんな句が好きな私にはまだまだ似合いません。冗談程度がいいですね。)

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女郎花散歩程度の旅にでる  あきオジ

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凝視するモミジアオイの青い空  あきオジ

2011-08-26 05:47:35 | 日記
神代植物公園です。

ひたすら、数を作ってみよう。
その元気はまだ続いています。
けっこう、頑張っていますね。

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かぎりなく煙吐き散らし風やまぬ煙突  山頭火

(出家する前は、このような句も作っていたのですね。なるほど)

あすは元日が来る仏とわたくし  山頭火

(元気であれば、山頭火の句とともに年を取れるような気がしてきました。)

眼の前魚がとんで見せる島の夕陽に来て居る  山頭火

(こんなのも山頭火にとっては俳句なのでしょうね。でも、こんなのもいいですね。)

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俳句も、読んでくれる人がいるから成り立つのでしょうが、逆に、表現は、独りよがりもいいですね。

影踏みをガチンコにする親子かな  あきオジ

2011-08-25 20:21:07 | 日記
神代植物公園です。

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炎天を行くやうしろは死者ばかり  石塚友二

体臭なきいくさの遺品冷ゆる汗  玉城一香

風吹けば白百合草を踊り出づ 山口青邨

(夏の句です。どれも「上手」ですね。それなりの感動をもつのでしょうが、それ以上には伝わってきませんね。きっと、素人の上に鈍感では俳句は楽しめませんね。まあいいか。)

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おもいつき書きっぱなしの夏終わる  あきオジ

2011-08-25 05:18:51 | 日記
神代植物公園です。

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毎日、俳句を作るの大変でしょう。
そんな聞かれ方をします。
それほど熱心でもなさそうなので
適当に答えるのですが
大変ではありません。
その場で考え、そのまま書きっぱなしだからです。
推敲もしなければ
文法的な誤りなどもめったに修正しません。
駄目なものはどんなにいじってもどうにもなりませんし
直せば直すほどいやらしいものになってしまいます。

たかが素人、上手になる等という馬鹿げた考えはもたないことにしています。

書き捨て

それで十分だと思います。

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四五人に月落ちかかるをどり哉  蕪村

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雨になるどうにもならず濡れたまま  あきオジ

2011-08-25 05:06:15 | 日記
神代植物公園に飾られたほうずきです。
飾り方を楽しめる
素敵な人がいるのですね。

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其中雪ふる一人として火を焚く  山頭火

ぬくい日の、まだ食べるものはある  山頭火

椿ひらいて墓がある  山頭火

ひつそりとしてぺんぺん草の花ざかり  山頭火

(山頭火は、最初は「いやなじいさん」だと思ったし、常識基準では、「おかしい」のですが、しだいに魅力的になってきましたね。常識人ではできないこを悠然としているし、はしたないことを堂々としている厚かましさも、常識人の願望を軽々とやってのけている。そんな魅力なのでしょうね。それと言葉に適度の感傷が含まれているのがいいですね。)

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破綻と言うのでしょうか、乱調と言うのでしょうか、そんな隙間がある歌人や俳人がいいですね。

なんとなくバラ買うことも気恥かし  あきオジ

2011-08-25 04:53:34 | 日記
神代植物公園です。

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河野裕子が亡くなり
その短歌集が目立つようになりました。
現代を代表する歌人ですね。
「朝日のように爽やかに」で、彼女の歌を書き写しています。
写経もいいですが
こんな作業もいいですね。

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春が来たと大きな新聞広告  放哉

声かけて行く人に迎火の顔あげる  放哉

父子で住んで言葉少なく朝顔が咲いて  放哉

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うたたねの枕ならぬ山頭火  あきオジ

2011-08-24 18:03:38 | 日記
小金井公園

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そこに月を死のまえにおく  山頭火

いつとなく塵が冬めく  山頭火

あるけばきんぽうげすわればきぽうげ  山頭火

うつむいて石ころばかり  山頭火

(山頭火の舌たらずなのに、語調が懐かしいのが魅力ですね。それと平易な言葉なのに寂寥感が溢れていていいですね。何となく日本人が好きな理由は見えてきたような気がします。これから丁寧に読んでいきます。山頭火を知ることは日本文化を知ることにつながるような面白さがありますね。)

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