テロワール 全２０話
子供の頃に両親を火事で亡くしたカン・テミン（キム・ジュヒョク）は
父に代わって叔父がハンガン建設の後継者となったが～
ワイン好きのそんな叔父に連れられて、
フランスに行きワインの事を教え込まれた…
そしてその地でフランス人の養子だったジソン（ユ・ソン）に出会った～
それ以来彼女がずっと彼の心を癒してくれた
５０カ国以上のワインに関わり、今や、カン・テミンは世界から注目される、
ワインの専門家になっていた
彼の博識と感性が埋もれた名品を発掘させた～
なのに今、テミンにワインの事をお知えてくれた叔父が末期癌を宣告され、病床に
伏していた…その叔父に飲ませたくて、又、ミール貿易のヤン・スンゴル社長
にも頼まれて、名品【シャトン・ムアマイヤー１９４５】を求めて
フランス ボルドーにと向かった
一方、伝統酒の蔵元（ナンチョ）で育ったイ・ウジュ（ハン・ヘジン）は
フランス留学に行ってから一年以上音信のない恋人を捜すためにフランスに～
捜し当てた恋人は全く帰る気が無く、ウジュは追い返されてしまう
失恋のショックの思いで帰路につく彼女と、ぶつかり、テミンが苦労してやっと
手に入れたワインとウジュが恋人に渡す筈だった野いちご酒とが両方とも
同じような古いケースに入っていた為に入れ替わってしまう～～～
入れ替わったワインが貴重な物だとは知らないウジュは、うっかりホームレスに
ワインのコルクを開けられて飲まれそうになった
あわてて、取り戻したが、開栓された瓶に口付けて飲んでしまう
伝統酒には詳しい彼女だがワインのことはさっぱり、解らない…
まさか、そんな貴重なワインだとは～夢にも思わずに…
帰りの飛行機も偶然、一緒になるが、お互い取り違えた相手だとは気付かない
テミンは隣に座った女の子が無神経で不作法なのが気に入らず～
とにかく、最悪なふたりの出会いだった…
そんなウジュが祖父の店【ナンチョ】を借金の担保で他人の物になり、
相続した人がカン・テミンだった
テミンは亡き叔父が愛したワインの店を開くために、強引にナンチョを
明け渡すようにウジュの祖父に云った
祖父は素直に出て行くが、店の従業員と孫のウジュだけは使ってくれ
と頼んだ
ウジュは絶対味覚と絶対嗅覚の持ち主だった～後にワインの猛勉強をして、
最高のソムリエになる…
ジョイ・パク（キ・テヨン）は子供の頃テミンの家で自分の火遊びが原因で
火事を起こし、子供を助けに戻ったテミンの両親が焼け死んでしまった
それを誰にも言えずに、ずっと悪夢にうなされ、苦しんできた…
フランスで育ち、大人になってからテミンの祖父のカン会長に韓国に呼ばれて
ハンガン建設を手伝う事になった～彼にしてみれば罪滅ぼしだった
テミンの代わりに、何でも手伝おう
カン会長はテミンを後継者にしたかったが、ワインから離れようとしなかったのだ
でも、何でもテミンに譲ってきたジョイ・パクだがウジュに出会ってからは彼女を
諦められなかった～何故か彼の心を癒してくれるウジュだけは………
テミンの恋人アン・ジソン（ユ・ソン）は
家具デザイナーとして名誉ある賞をとり、これからと云うときに、盗作疑惑が
もちあがり、失意のどん底で韓国に帰ってきた
テミンに心配をかけたくないジソンは彼に連絡しないで、ジョイを呼んだ
そんな時もジョイ・パクは優しくジソンを慰めた～ふたりは良い友達だったのだ
ウジュは最悪な出会いで始まった、カン・テミンを最低な奴と思ってきたが、
怒鳴られ、邪険に扱われるたびに 何故か気になってしかたなく、
次第に本質にある彼の優しさに惹かれていくが、彼に恋人が居ることを知って、
自分を抑えようとするが、好きという気持ちは抑えきれなかった…
ミール貿易のヤン社長等の妨害に遭って、店が度々危機に陥るが
必死にテミンと乗り切るうちにやがて、テミンもウジュを………
