『NHK交響楽団50年史』(昭和52年日本放送協会発行)よりN響(新響・日響)の歴代コンサートマスターです(敬称略。第一コンサートマスター、コンサートマスター、ゲストコンサートマスターの区別なし。ゲストはすべてを網羅していません)。
1. 前田璣(まえだ たまき、1899-1979) 在任期間:1926年~1933年9月
2. 加藤嘉一(かとう かいち、1898-1988) 1926年~1931年2月
3. 日比野愛次(1906-1998) 1933年5月~1952年8月
4.Konrad Liebrecht (1898-1956) 1934年9月~1935年6月
5.黒柳守綱(1908-1983、黒柳徹子さんの父)1937年1月~1942年2月
6. 鰐淵賢舟(1910-1986、鰐淵晴子さんの父) 1942年11月~1944年
7. 本橋晧(もとはしあきら、1910-1985) 1945年~1953年、1956年11月~1959年3月
8. 岩淵龍太郎(1928-2016)1953年9月~1956年3月
9. Paul Kling(1929-2005) 1954年12月~1955年12月
10. 外山滋(1935-2014) 1956年3月~11月
11. 坂本玉明(1932年生まれ) 1956年11月~1970年10月
12. 海野義雄(1936年生まれ) 1959年4月~1970年4月
13. Wilhelm Hübner(1915-2004) 1963年6月~1964年6月
14. 堀伝(ほり ただし、1935年生まれ) 1964年2月~1991年
15.田中千香士(1939-2009、ピアニスト・田中希代子さんの弟) 1966年4月~1979年
16. 川上久雄(1934年生まれ) 1970年10月~1984年
17.徳永二男(とくなが つぎお、1946年生まれ) 1976年7月~1994年
18. 堀正文(ほり まさふみ、1949年生まれ) 1979年9月~2015年2月
19. 山口裕之(1953年生まれ) 1984年~2013年
20. 篠崎史紀(しのざき ふみのり、1963年生まれ )1997年4月~2023年1月、2023年4月より特別コンサートマスター
(緒方英子著『オーケストラ楽器おもしろ雑学事典』より)
21. 伊藤亮太郎(1973年生まれ)2015年4月~2024年3月
22. Rainer Küchl(ライナー・キュッヒル、1950年生まれ。元ウィーン・フィルのコンマス)2017年4月~ ゲスト
23.白井圭(1983年生まれ)2020年4月~2023年3月 ゲスト
(緑風舎コンサートプログラムより)
24.郷古 廉(ごうこ すなお、1993年生まれ)2023年4月~ (ゲスト、2024年4月より第1コンサートマスター)
25. 川崎洋介(1977年生まれ)2024年4月~ゲスト
情報を修正・追加していきます。
初期の紅白歌合戦ではオケの大元締めとしてニラミを利かせ、フィナーレの「蛍の光」での指揮は没後、藤山一郎に引き継がれました。現在のM.H氏とは違って本格的にオケを統率する指揮でした。
手許にある資料では詳細がほとんどわからなかったので胸のつかえがおりました。
なんと、紅白歌合戦で活躍されていたんですね!
写真のお顔からすると、どちらかというと縁の下の力持ちで、あまり目立たぬように行動するような人物像を勝手に想像していたので意外です。
自分も歌合戦方面から攻めて(?)いこうと思います。
これからもよろしくお願いいたします!
パウル・クリングはクラリネットのアイヒラー、オーボエのシェフトライン(古楽器でもアーノンクールの片腕)、ハープのモルナール(日本に永住)と共に、ウィーンから呼ばれた若手奏者の一人でした。
ヒューブナーも一度だけ一緒に飲んだ事がありますが、めっぽう頭の良い人で、こちらの変なドイツ語を即時に理解してくれました。
・・・みんな昔の話です・・・
実はウィーン滞在中にウィーン国立歌劇場のエキストラとして年末の「蝙蝠」に度々出演、更には伝説的名盤であるショルティ指揮「ニーゲルングの指輪」レコーディングにも参加していたそうです。引退後は長く香川県で音楽喫茶店を経営の傍ら若手演奏家のマネジメントやプロデュースに貢献されました。
> 今から考えると本当にプロの職人の凄さがありました。
昔の紅白では歌手も伴奏もプロ根性バリバリだったんですね。電子機器にあまり頼らない生演奏はいい意味で緊張感あふれる、臨機応変なものだったんでしょうね。いまの紅白出場歌手で楽譜の読めるひとは何パーセントくらいいるんでしょうか。
> ヒューブナーも一度だけ一緒に飲んだ事がありますが
何とっ!?
> ショルティ指揮「ニーゲルングの指輪」レコーディングにも参加していたそうです
マニアックな情報ですね!すごい。坂本玉明さんについてはあまりデータが見つからなかったので嬉しいです。それにしてもウィーン国立歌劇場にエキストラで出演していた日本人がいたとは。。
通りがかりのモグラさま、本年もよろしくお願いいたします。
伊藤亮太郎さんに続いて、誰がなるんでしょうか。
葉加瀬太郎さんもいいですね。
古澤 巌さんもいいですね。
高嶋ちさ子さん、もっといいかも!
葉加瀬太郎さんや高嶋ちさ子さんがもしN響のコンマスになったらきっと大きな話題になるし、クラシック音楽の寿命が延びますよね。
例えば五嶋みどりさん、ヒラリー・ハーンやアンネ=ゾフィー・ムターをソリストとしてではなく期間限定でコンマスとして迎え入れたらどんな音楽になるのか想像するだけで楽しいです。
ようさま、今後ともよろしくお願いいたします。
本橋晧さん(漢字間違っていませんか?)の姪っ子さんからの書き込み、感激です。
大内さま同様お酒がお好きだったのですね!
このブログに掲載させていただいた写真は失礼ながらムスーっと恐そうに見えますが本当はどんなおじさまだったのでしょうか。ネットで見ることのできるもっとお若い頃の写真では微笑んでいらっしゃいますが。
大内さま、これからもこのブログ(あまり更新しないので閑古鳥)をどうぞよろしくお願いいたします。またおじさまのことを教えてください!