８日 「大麻のようなもの吸った」部員が昨年申告、部が厳重注意 日大謝罪

昨日８日、午後日大の幹部３人による記者会見が行われました。

出席者は理事長林真理子理事長、学長の酒井建夫 氏、副学長の沢田康広氏の３人で取材の記者団に深々と頭を下げました。

幹部３人（ネットより）

主題は「日本大学アメリカンフットボール部の学生寮（東京都中野区）から違法薬物が見つかり、3年生の部員が逮捕されたこと」についての経過と対応そして謝罪でした。

３時頃からなのでTVのニュースショーが取り上げるだろうと思い見ていると”ミヤネ屋”は同時文字表示で発言内容が確認できたので、これをしばらく見ていました。残念ながら質疑に入ったところで何度かCMが入りましたので、全体像はマスコミ各紙の報道でしか判りません。

各紙はいろいろな角度からこの子意見を論評しています。

素人の浜爺が思うには：

ー林理事長は詳細な事実をタイムリーに知らされていない。

―その結果、「お飾りの理事長」との批評に強い不満を抱いている

ーしかし、大学で学生全体を統括する酒井学長とスポ　ーツ部を統括する澤田副学長と十分な意思確認ができておらず、アメフト部の不祥事に対して適切に指導出来ていなかった

様に思えます。

澤田副学長（ネットより）

大学側の二人は「学生の扱いを大切にしようと、７月６日に「葉っぱの切れ端」様の物を寮で発見し保管し、１８日警視庁に届けるまでの１１日間アメフト部の学生多数に「ヒアリングを行うのに時間が掛かっ」と釈明しましたが、警視庁が「切れ端は大麻」と鑑定結果が出るや「直ちにアメフト部の無期限練習停止」に踏み切りました。個人のやった事だとしたら、「即部活停止」を命じる全体責任方式は既にいろいろ批判の出ている所でした。従ってヒアイングの結果が「白だったのか複数灰色か黒がいたのか」も内容が問題です。そして昨年の秋から自己申告で「大麻使用」の告白が有った事実も「大学側でのみ共有し林理事長には伝えなかった」そうですから悪質です。

別紙では危機管理の専門家が「現体制の危機管理は機能していない。２０１８年悪質タックル以来、日大の名誉は崖っぷちでなく崖下の状態。今の取組では崖をよじ登れない」と厳しい意見が有りました。浜爺もそう思います。

大麻使用の学生が複数出ない事、事実の隠ぺいが無かったことを７万人の日大生の為に願っておきます。

写真：会見で経緯を説明する日大の林真理子理事長=2023年8月8日午後3時8分、東京都千代田区、小玉重隆撮影© 朝日新聞社 

朝日新聞デジタル：

日本大学アメリカンフットボール部の学生寮（東京都中野区）から違法薬物が見つかり、3年生の部員が逮捕されたことを受けて8日に開かれた日大の記者会見で、林真理子理事長は冒頭、「大変に遺憾であり、理事長として深く受け止めるとともに、本学の学生、卒業生、保護者の方々、関係者の方々に多大なご迷惑とご心配をおかけしたこと、正式に説明させていただくのに時間が要したことも心から深くおわび申し上げます」と謝罪した。

　林理事長は、一部報道の取材に「違法な薬物は見つかっていない」との発言をしたことについて、「言葉足らずで、唐突であったと本当に反省している」と話した。

林理事長はこの発言について、取材の時点では学生寮で発見されたものが違法な薬物なのか、警察が確認を進めており、その結果について連絡を受けていないという意図だったと釈明した。

　また、事件を巡る報道について、「理事の中に旧体制の勢力が残っていて、私がお飾りの理事長であるという報道がなされているようだが、そのような評価をとても残念に感じている」と話した。

　記者会見で大学側は、薬物が見つかるまでの経緯を説明。それによると、今年6月30日にアメフト部の学生寮で、大麻使用の可能性があると警察から連絡を受けた。同日、副学長と競技スポーツ部長が寮を視察したものの発見には至らず、7月6日には再度、警察から大麻疑惑の指摘があった。

　大学側はこの時点で、「大学で調査させてほしい」と申し出た。警察から「大学の調査に委ねる」と回答があったため、同日に学生寮で11人に対して持ち物検査をしたところ、入れ物に入った「細かい茶葉のようなもの」を見つけたという。その後、部員らへのヒアリングを進めたうえで、7月18日に警察に結果を報告するとともに、みつかった「茶葉のようなもの」の入った入れ物を提出したという。この入れ物は元検事で競技スポーツ担当の沢田康広・副学長が、学内で保管していたという。

〈引用終わり）