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19日 ブリンケン国務長官「前進あったが、1回の訪問で問題解決しない」 対話続ける重要性を強調

2023-06-20 09:36:22 | 米国(バイデン)関連
19日、バイデン政権の閣僚として初めて中国を訪問したブリンケン国務長官は、記者会見で「前進があった」と手応えを示すとともに、今後のさらなる対話の必要性を強調しましたと報じられました。
別紙では、北京到着時に、赤いじゅうたんは無く、儀仗兵や音楽隊の待機も無し、更には対米関係の高官の出迎えも無く、4月に仏のマクロン大統領の訪中の際の歓迎ぶりと対比し、中国の不快感を見事に演出して見せました。
アメリカの外交高官として5年ぶりの訪中でしたが、2月ブリンケン国務長官の訪中の直前に中国スパイ?気球撃墜事件が起き、取りやめになっていました。又習近平国家主席との会合も「習国家主席が正面に着席、その前の左右に米中の関係者が並ぶ」という左右に双方が並ぶ外交用着席」とは違った方式だったとも伝えられています。
その様な中でも「台湾については独立を支持しないとともに、一方的な現状変更に反対するとの従来の立場を強調した」「デカップリング=切り離しではなく、デリスキング=リスクの低減を求めていると説明した」としています。
加えて「中国がロシアに対して殺傷力のある武器を提供しない確約を得た」とあります。また「止まったままの米中の国防当局間の対話の再開を訴えたものの、中国側が拒否した」との事。
双方とも思っている事を十分に述べたが話し合いは続けざるを得ないのでしょう。「1回の訪問で問題解決しない」とは見事な締めくくりです。

写真:記者会見でのブリンケン国務長官

TBS NEWS DIG:
アメリカ・バイデン政権の閣僚として初めて中国を訪問したブリンケン国務長官は19日、記者会見で「前進があった」と手応えを示すとともに、今後のさらなる対話の必要性を強調しました。

ブリンケン国務長官
「私たちは前進し、前向きに進んでいます。しかし、どの問題も1回の訪問、1回の会話では解決できません。これはプロセスであり、このプロセスにさらに関与していけることを期待しています」

ブリンケン長官は一連の会談で、競争が衝突に発展しないよう、高いレベルで対話を続けていくことの重要性を強調し、米中関係を安定させる必要性について中国側と一致したことを明らかにしました。

また、台湾海峡や南シナ海・東シナ海における中国の挑発的な行動について懸念を伝え、台湾については独立を支持しないとともに、一方的な現状変更に反対するとの従来の立場を強調したということです。

経済分野では、アメリカが中国を封じ込めようとは考えておらず、デカップリング=切り離しではなく、デリスキング=リスクの低減を求めていると説明したとしています。

ウクライナ情勢をめぐっては、中国がロシアに対して殺傷力のある武器を提供しない確約を得たと話しました。

一方で、止まったままの米中の国防当局間の対話の再開を訴えたものの、中国側が拒否したことも明らかにしました。
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