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17日 「選択は短絡的」四代目市川猿之助被告に執行猶予付き有罪判決 両親の自殺幇助

2023-11-18 07:40:41 | 芸能
17日、表題の四代目市川猿之助被告に東京地裁の「執行猶予付き有罪判決」が出た事は同日の夕刻のTVニュースで知りました。報道各紙もその事実を報じています。
まずは「地裁の判決が出た」事が中心で、猿之助丈による「パワハラやセクハラをどう考えるのか?」についてコメントを添えている報道は少ない様でした。一方スマホのSNSには「”老々介護で3年の実刑判決”が有るのに、これは有名人に対する配慮だ」との批判から「何が有っても歌舞伎界に復帰した姿を見たい」まで幅広い意見が出ています。
前者についてググると「7月に大磯で老々介護の結果、妻を車いすのまま岸壁から投げ落とした」事件を取り上げている様です。40年に及ぶ介護と言いながら当人は自殺を図ったわけでは有りませんから、猿之助丈の行いと同様に比べるのは無理がある様です。ここをクリック⇒判決前から検察側は「殺人罪」で彼を裁くには有罪にするに足る証拠が不足の為、執行猶予付き有罪判決を求める方針だったようですから、司法の判断としてはまあ妥当な所だったと思います。
やがて「女性自身」で書かれると思いますが、猿之助丈が起こした「パワハラやセクハラ等」をどう考えて、どう直す/是正するのか? 110年の伝統に基づく宝塚歌劇団の運営法に厳しい目が向けられてきた現時点で200年?以上の古い伝統に胡坐をかいていては、歌舞伎界への復帰は容易でなかろうと素人ながら心配しています。執行猶予の5年間にどの様に変わるのか世間は厳しく見守りを続けるでしょうね。まだまだ一件落着にはなりそうに見えません。

写真:歌舞伎俳優の四代目市川猿之助被告=7月31日午後、東京都渋谷区(鴨志田拓海撮影)© 産経新聞 

産経新聞:
両親に向精神薬を服用させ、自殺を手助けしたとして、自殺幇助(ほうじょ)罪に問われた歌舞伎俳優の四代目市川猿之助(本名・喜熨斗=きのし=孝彦)被告(47)の判決公判が17日、東京地裁で開かれた。安永健次裁判官は「自殺幇助を選択したことは短絡的というほかない」として、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
検察側は今年10月の初公判で、自身のハラスメント疑惑などについての週刊誌記事が出ることを知った被告が、「歌舞伎界に迷惑をかけ、歌舞伎の仕事はもうできない」と自殺を決意したと指摘。両親に打ち明けたところ「私らも一緒に行く」と言われ、3人で自殺することになった、と主張していた。
安永裁判官は判決理由で「当時、被告の思考が、自身の立場等を踏まえて狭いものとなっていたことを前提としても、経緯や動機に酌むべき事情が多いとは言えない」と指摘した。
一方、被告が公判で後悔の言葉を述べ、反省の態度を示していること、関係者が更生を支援すると述べていることなどを被告に有利な事情として考慮した。
判決によると、被告は自殺を手助けするため、5月17日、東京都目黒区の自宅で向精神薬を父親で歌舞伎俳優の四代目市川段四郎(本名・喜熨斗弘之)さん=当時(76)=と母、喜熨斗延子さん=同(75)=に服用させ、死亡させた。
初公判で被告は「自分がもっと強ければ、このような事態にはならなかった」と振り返り、「僕にしかできないことがあればそれをさせていただき、生きていく希望としたい」とも述べていた。
(引用終わり)
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