27日(現地時間)、「ベラルーシのルカシェンコ大統領はロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が現在、ベラルーシにいると確認した」と国営ベルタ通信が報じたそうです。
これまでもべラルーシの独立系監視団体が航空機の追跡サイトの情報をもとに、「ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏が所有するとみられるプライベートジェット機のうち1機が、ベラルーシの首都ミンスク郊外の空軍基地に着陸した」と伝えていましたが、それが公式に認められました。
まあ、これでプーチン大統領が「暗殺指令を出していた」としても、ロシア国内での処分は失敗したわけです。プリゴジン氏の身柄が健在で、ルカシェンコ大統領の庇護下に有るとすれば、「アフリカやシリア方面で活躍するワグネルの活動にかなりの影響力が残せるのでないか」と素人にも見えます。
プーチン大統領は(腹の中は煮えくり返りながら)、うすら笑いを浮かべしばらくはプリゴジン氏と付き合わなければいけない様です。
次は、モスクワにおける親プリゴジン派/反プーチン派の粛清がどのように行われますかね? 権力闘争が、ウクライナ戦線に影響を及ぼしそうです。
写真:南部へ転身時のプリゴジン氏
ロイター:
[27日 ロイター] - ベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が現在、ベラルーシにいると確認した。国営ベルタ通信が報じた。
プリゴジン氏はルカシェンコ大統領の仲介で武装蜂起を中止。プリゴジン氏は同国へ出国することになっており、27日にプリゴジン氏と関係があるとされるロシア籍のエンブラエル「レガシー600」型機が、ロシアを発ちベラルーシに到着していた。
(引用終わり)
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