この記事は14日に「性被害を告発後に死亡した40歳代の男性の遺族が、代理人の弁護士を通じてコメントを出した」事を主題に報じています。
この前後にここをクリック⇒カウアンオカモト氏は「一番恐れていたことが起きてしまった」とJ喜多川氏の『性加害」を告発すると誹謗中傷が殺到する――その結果を恐れたコメントを見ました。又タレントのフィフィさんが「(事務所は)誹謗中傷の防止から取り組むべき」との記事もチラリと見ていました。
気の毒にこの10月13日に箕面市の山中で死んだ方は遺書を残していたので「事件性はない」と判断されましたが、今年5月「旧ジャニーズ事務所に電話で、在籍時の1995年(当時19歳)にジャニー喜多川から性加害を受けたことを訴えた」そうですが、在籍確認を行い、「担当者が必ず折り返す」旨を約束しました。しかし、その後5か月以上、ジャニーズ事務所から連絡は一切ありませんでした。その間の「彼の心労は、元々抱えてきた性被害のトラウマの再燃とも相まって、一層深刻なものになっていました」との事。
旧事務所は(数百名の被害者に対し)3名の弁護士が居て、東山社長が目下芸人との二役ですから、十分な対応とは考えられません。
話は飛びますが、NHKが2023年紅白歌合戦に旧ジャニーズ事務所所属の芸人を一人も選ばなかった事は賢明でした。
尊い犠牲に敬意を払うためにも「質量ともにスタッフを増員し補償業務の具体化」を示して欲しいものです。
写真:スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)本社© 読売新聞
読売新聞オンライン:
ジャニー喜多川氏による性加害問題で、旧ジャニーズ事務所の元所属タレントらでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属し、性被害を告発後に死亡した40歳代の男性の遺族が14日、代理人の弁護士を通じてコメントを出した。全文は次の通り。
◇ 彼は、2023年10月13日未明、自ら命を絶ち逝去いたしました。突然の旅立ちをいまだに信じられず、現実感がなく、私たち家族は呆然(ぼうぜん)とした日々を送っています。
彼は本年5月、旧ジャニーズ事務所に電話で、在籍時の1995年(当時19歳)にジャニー喜多川から性加害を受けたことを訴えました。事務所の応対者は、在籍確認を行い、「担当者が必ず折り返す」旨を約束しました。しかし、その後5か月以上、ジャニーズ事務所から連絡は一切ありませんでした。未成年時に受けた性被害の深いトラウマを抱えながらも、「若い人たちによりよい社会を残したい」と、9月に再度の告発もしました。その訴えにも事務所からはなんの応答もなく放置され、彼の焦燥感、悩みは深まっていました。
また、彼は事務所に対して誹謗(ひぼう)中傷への対策も求めていましたが、事務所幹部は会見で「誹謗中傷をやめてください」と呼びかけるのみで、具体的な措置を講じていませんでした。彼は、被害者が自ら対策に取り組まねばならない状況について、「事務所がやるべきことを、なぜ被害者だけが負担を負わなければならないのか」と語っていました。
彼の心労は、元々抱えてきた性被害のトラウマの再燃とも相まって、一層深刻なものになっていました。そして13日、家族を残したまま、志半ばで自死するに至りました。
(以下省略)
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