いま問題になっている自民党の「裏金・パー券キックバック」を受けて、春に行われる衆参国会議員の補選は自民党に厳しいものになるだろうとマスコミが報じています。
その様な中で昨日4日保守王国(自民党が強い)と呼ばれる群馬県の前橋市長選挙が投開票され、「市政刷新」を掲げた無所属新人の元県議、小川晶(あきら)氏(41)が、無所属現職で3期目の山本龍氏(64)=自民、公明推薦=を破り、初当選が報じられました。大手マスコミの一部は「負けた候補者の写真入りで、結果の衝撃」を報じています。
京都市長選では自公に立民も乗った候補が辛勝した様ですから、裏金問題はそれなりに地方選挙では自民党に逆風になっている様です。
国会での岸田首相に「政治資金規正法の改正」に厳しく取り組む姿勢がTVの報道を見る限り感じられませんから、国会議員の補選は厳しいものになりそうです。
写真:当選確実の報を受け、花束を受け取る小川晶氏=前橋市で2024年2月4日午後7時35分、西本龍太朗撮影
毎日新聞:
任期満了に伴う前橋市長選は4日5日 、投開票され、「市政刷新」を掲げた無所属新人の元県議、小川晶(あきら)氏(41)が、無所属現職で3期目の山本龍氏(64)=自民、公明推薦=を破り、初当選を果たした。
小川氏は元民主党で連合群馬の推薦を受けており、事実上の与野党対決となった。群馬県内は衆院全5小選挙区、参院群馬選挙区ともに自民が独占する保守王国だが、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件も影響したとみられる。投票率は39・39%で、前回(43・16%)を3・77ポイント下回った。
全国市長会によると、県庁所在地の現職女性首長は仙台市、徳島市に続いて3人目となる。小川氏は千葉県出身の弁護士。2011年の群馬県議選で初当選し、23年に4選を果たしたが、今年1月に辞職して前橋市長選に立候補した。
小川氏は官製談合など市の相次ぐ不祥事を受けて「しがらみの政治」からの転換と市民の信頼回復を訴え、現市政への批判票の受け皿となった。
4日夜、小川氏は「組織力の現職に対し、市民一人一人がつながれば大きな結果を出せると示せた。皆さんが動き、新しい政治の一歩を踏み出せた」、山本氏は「私の非力ゆえに残念な結果となったことをおわびしたい。逆風が吹いた」と述べた。【田所柳子】
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