４日 日大・林真理子理事長、会見で歯切れ悪く…改革は振り出し「とにかく山に登らなくては」

昨日４日午後、８月以来約４か月ぶりにアメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り、林理事長が記者会見を行いました。別紙の情報によれば会見は１６５分に及んだそうですが、中身は余りなかった様です。

記者会見の冒頭（ネットから）

（左から）久保利英明・第三者委員会答申検討会議議長、林真理子・日本大学理事長、益子俊志・競技部の薬物事件に関する調査及び再発防止策検討委員会委員長

久保利弁護士は総会対策の企業側弁護士の泰斗でその服装風貌から「難波金融道」のおっさん様と書いてる益子身もあります。

林理事長は見るからに「不満がたまっている顔つき」で強いストレスにさらされているとお見受けしました。

今朝もTVでNHKの朝ドラを見て「羽鳥慎一モーニングショー」に切り替えるとこの問題を扱っていました。玉川氏と弁護士の菊間氏を常連にリモトート参加で常連の大学ジャーナリスト石渡氏、弁護士の亀井氏が参加でした。

素人の浜爺の印象ですが、相変わらず「ガバナンスが効いていない」のです。

アメフト部廃部については「３０日？　文科省にその旨連絡した？」様な会話が有りました。それとは別にここをクリック⇒「監督がスマホの連絡で”事前に廃部を通知”」とこれはマスコミ各紙が報じています。林理事長が「理事会で検討中」ならなぜこの様な事態が起きるのか良く判りません。それほど、「意思決定の期間が各層に分かれ情報を共有できない組織なんだ」という事は良く判りました。

嘗て田中元理事長の時代には「学長や副学長の任免なども理事長の一言で決まり」、行政上の手続きなんか一顧もされない時代が長かったのだろうと思っています。林理事長の日大OBとして自ら困難の多い「日大の改革に参画」したのですから、もう少し頑張って下さい。

写真：謝罪する日大の林真理子理事長（４日午後、東京都千代田区で）ネットから

読売新聞オンライン：

日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り、林真理子理事長が４日、８月以来約４か月ぶりに記者会見した。この間、部員の摘発は４人に拡大し、大学上層部の混乱が明らかに。「改善計画を断固たる決意で実行し、不祥事の原因の除去と改革に全力を注いでいく」と述べた林理事長だが、具体的な対応や時期に言及することはなく、歯切れの悪い会見となった。

　日大本部（東京都千代田区）で開かれた記者会見には約１５０人の報道陣が集まり、予定を大幅に上回る２時間４５分に及んだ。

　冒頭、林理事長は「アメフト部員が違法薬物を巡り逮捕・起訴されたこと、大学としての一連の対応の混乱により学生と保護者、関係者に大変な心配と迷惑をかけたことを改めて深くおわびする」と述べ、３秒間頭を下げた。

質疑応答で林理事長は、手元の資料に目を落としながら、慎重な物言いに終始。酒井健夫学長と沢田康広副学長がそれぞれ年度末と今月末に辞任するのに対し、自身が減俸５０％（６か月）にとどまる理由を問われると、「理事会で議論されたこと。私も学長、副学長も討議には加わっておらず、公正な判断だと考えている」と強調した。

　アメフト部の今後について協議した今月１日の理事会の内容についても言葉を濁した。存廃の決定時期には「できるだけ早いうちにと思っているが、まだ決まってない」。アメフト部内の薬物汚染の認識については「捜査に関わることなので」と答えなかった。

　８月８日の記者会見後、沢田副学長に辞任を迫ったとされる問題について事実確認を求められると、「認識がない」と回答。追加質問には、沢田副学長からパワーハラスメントで訴えられていることを念頭に「係争中で、ここで言質を取られるのは容赦いただきたい」と拒んだ。

　また、改革を進めるに当たり、１６の学部を訪ねて学生の意見を集める考えを表明したが、その時期を問われると「落ち着いてから。早いうちに」と語るだけで、具体的な道筋を示すことはなかった。

　今年７月の就任１年の記者会見では改革の現状を登山に例え、「６合目」としていた林理事長。８月の会見では「かなり後ずさりしてしまった」と表現していたが、今回は「何合目というよりも、富士山に登る時の（麓の）駅という感じ。まだ（山に向かう）バスにも乗っていない」と述べ、振り出しに戻ったとの認識を示した。

　最後は、「とにかく山に登らなくてはいけないという気持ちでいっぱいだ」と話した。

（引用終わり）