団塊世代の真っ只中!

団塊世代のジジイ、チョコ色犬&黒色犬や手習いを中心に日々を書きとめていきます。*'20年4月改訂       

「本屋大賞」

2014年08月31日 | その他

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本」


なかなかユニークな発想の賞だと思います、


権威を振りかざした「賞」がある中、この賞は
  “ 売り場からベストセラーを作る”がコンセプト!


書店で働く書店員だけの投票で決定するものですから、より読者の
ニーズを掴んだチョイスがされています、




2013年の大賞は
   「海賊とよばれた男」  百田尚樹



先月文庫本が出たので購入、 上下巻でかなり読み応え有り、


一代で異端の石油会社を作りあげた男の物語

作品の中では名称を変えていますが、実在の会社の創業からの実録を
丹念に描いています、



モデルは「出光興産 ・ 出光佐三」

日本の石油産業の創世記から現在までの歴史が分かります、

オヤジが車に乗り始めたのは昭和40年代の初め、
直接的にガソリンの恩恵を受けたのです

文中で初めて
知ったのですが、当時は外資のメジャーと民族系の会社との
壮烈な綱引きがあったことが




国岡商店(国岡鐡造・文中の主人公) = 出光興産(出光佐三)が
外資や時の官僚達との戦いが描かれているのですが
よくぞ、ここまで一貫して国や従業員を思い、突き進んだな~
と、感銘を受けました。




ワイフの叔父がちょうど1970年代にある石油企業に属し中近東で
活躍していたことがありより興味深く読み進めました、
* NHK『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』でも取り上げられました。




巻末に 解説として 堺屋太一 が寄稿しているのですが
堺屋太一は通商産業省バリバリのキャリヤ官僚出身者、
文中では主人公が、ことごとく政府や当時の官僚達の抵抗を受けたのですが
役人側の倫理観や行動を言い訳しているのが
面白かった、そう言う人物の感想・解説文を巻末に載せる
度量の大きさに拍手です♪




これからも「本屋大賞」を注目していきましょう~。





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4 コメント

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映画のすすめ (夢人)
2014-08-31 21:07:41
今日 映画を見てきました
ルーシー お薦めです
是非見てください
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夢人さま (団塊おやじ)
2014-09-01 09:36:32
「ルーシー」 以前映画館で見た予告編
気になっていました、観に行きます♪
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Unknown (敏です)
2014-09-08 13:06:49
私も読みました。
書いて下さったように父やその仲間のことも思い、色々考えました。やや大げさにいえは、彼らは半分命がけで、自分のため、そして日本のためにオイルと格闘していました。実際海洋油田で大やけどを負った人もいました。
その後、某役所の天下り会社になって、漫然と契約切れを迎えたときには、父達の苦労のあまりの帰結に怒りを覚ええました。が、それももう昔のことです。
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トッチャンへ (団塊おやじ)
2014-09-09 00:31:56

叔父さんから
当時のお話を直接お聞きしたかったです・・・

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