コメント
建仁寺法堂の牡丹
(
kei
)
2013-04-27 00:55:05
建仁寺法堂の周りはぐるりと、華やかな牡丹の花が見頃です。
法堂の中から見るもよし、拝観料なしで、散歩がてらに外から眺めるのもよしです。
平等院の藤の花を楽しみにしていたので、HPで開花のチェックをしたら、今年は剪定の関係で花房が伸びていないとのことで残念、来年に期待です。
正伝永源院の襖絵は狩野山楽が描いた蓮の群落です。蓮好きにはたまらないところです。なぜなら、右手の中ほどに双頭蓮と称する、一茎二花、1本の茎に2個の花が咲く珍しい蓮の花が1本だけさりげなく描かれているいるからです。
双頭蓮は数年に1回出るか出ないかで吉祥として珍重されます。宇治の萬福寺には何度か見に行ってます。
京都国立博物館の山楽・山雪展でも、蓮はないかと探したところ、ありました。「長恨歌図巻」という玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を描いた山雪の絵巻物です。玄宗皇帝が蓮の花を眺め、楊貴妃を偲び、嘆いている場面です。なんとそこには1茎3花の蓮が描かれていたのには驚きました。これは海外からの里帰り展示でチェスター・ピーティ・ライブラリィ所蔵です。
運がよければ
(
WAN
)
2013-04-27 09:22:44
keiさまオススメの牡丹の周り(外周にお茶の葉があります)で、茶摘みをされている雲水さん(らしき人)を見られるかも知れません。
正伝永源院(これからは、今のところ春・秋両方か片方には公開される予定)の襖絵ですが、伝・山楽の絵は今回か(秋があれば秋まで)ぐらいで、現地公開は終わってしまうと思われます。
なぜかというと、現在細川さんの絵がはまっている箇所+室中の間にも新たに襖絵を制作される予定らしいです。なので、メインの三室の襖絵は、全て細川さんに変更でしょうね。
因みに、伝・山楽の襖絵ですが、『伝』とされているのは山楽か山雪か確実に判断できないことからです。襖絵作成の時期の各人の年齢と作風(シツコイ蓮の連続)を考えると、山雪ではないかという説があります。(確かに、飛んでいる鳥の鋭い独特な翼が山雪展に出ていた絵とほぼ同じでした)
あえて、メインの部屋に師匠(山楽)ではなく、後継者(山雪)に描かせることもよくあったことらしいですしね。
かといって、メインの部屋に師匠の山楽が描いていたとしても普通ですから、山雪とも断定できず、結局『伝・山楽』で今のところ落ち着いてしまっています。
WAN師匠 さま
(
至誠館
)
2013-04-27 13:43:41
お久しぶりです。
正伝永源院、私も先日、拝観しました。拝観者は、私一人だったので、部屋の中に座り、20分ほど、蓮鷺図を落ち着いて堪能しました。良かったです。
その時のガイドさんの説明では、蓮鷺図は、他の人の襖絵に取り替える予定て言っていましたが、誰とは言っていませんでした。細川さんの襖絵に取り替えるのですね。
伝が付く理由も、師匠と同じ説明をされていました。
その時は、妙心寺の桂春院でも狩野山雪の襖絵を観ることができました。今のうちだと、山楽山雪の本物の襖絵をお寺で観ることができるようですね。
コメントの場所が、塔頭違いですみません。
至誠館さまへ
(
WAN
)
2013-04-27 20:34:45
お久しぶりです。
確かに、襖絵って急速に現地で実物を見られなくなってきていますよね。今の内に、見られる機会があるものは見ておいたほうがよいのかも知れません。2級のほうさまも書かれてましたが、襖絵等は現地で見るのが一番ですから。
因みに、山楽の話は冬の旅かなんかに行った際の受け売りですから(笑)
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法堂の中から見るもよし、拝観料なしで、散歩がてらに外から眺めるのもよしです。
平等院の藤の花を楽しみにしていたので、HPで開花のチェックをしたら、今年は剪定の関係で花房が伸びていないとのことで残念、来年に期待です。
正伝永源院の襖絵は狩野山楽が描いた蓮の群落です。蓮好きにはたまらないところです。なぜなら、右手の中ほどに双頭蓮と称する、一茎二花、1本の茎に2個の花が咲く珍しい蓮の花が1本だけさりげなく描かれているいるからです。
双頭蓮は数年に1回出るか出ないかで吉祥として珍重されます。宇治の萬福寺には何度か見に行ってます。
京都国立博物館の山楽・山雪展でも、蓮はないかと探したところ、ありました。「長恨歌図巻」という玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を描いた山雪の絵巻物です。玄宗皇帝が蓮の花を眺め、楊貴妃を偲び、嘆いている場面です。なんとそこには1茎3花の蓮が描かれていたのには驚きました。これは海外からの里帰り展示でチェスター・ピーティ・ライブラリィ所蔵です。
正伝永源院(これからは、今のところ春・秋両方か片方には公開される予定)の襖絵ですが、伝・山楽の絵は今回か(秋があれば秋まで)ぐらいで、現地公開は終わってしまうと思われます。
なぜかというと、現在細川さんの絵がはまっている箇所+室中の間にも新たに襖絵を制作される予定らしいです。なので、メインの三室の襖絵は、全て細川さんに変更でしょうね。
因みに、伝・山楽の襖絵ですが、『伝』とされているのは山楽か山雪か確実に判断できないことからです。襖絵作成の時期の各人の年齢と作風(シツコイ蓮の連続)を考えると、山雪ではないかという説があります。(確かに、飛んでいる鳥の鋭い独特な翼が山雪展に出ていた絵とほぼ同じでした)
あえて、メインの部屋に師匠(山楽)ではなく、後継者(山雪)に描かせることもよくあったことらしいですしね。
かといって、メインの部屋に師匠の山楽が描いていたとしても普通ですから、山雪とも断定できず、結局『伝・山楽』で今のところ落ち着いてしまっています。
正伝永源院、私も先日、拝観しました。拝観者は、私一人だったので、部屋の中に座り、20分ほど、蓮鷺図を落ち着いて堪能しました。良かったです。
その時のガイドさんの説明では、蓮鷺図は、他の人の襖絵に取り替える予定て言っていましたが、誰とは言っていませんでした。細川さんの襖絵に取り替えるのですね。
伝が付く理由も、師匠と同じ説明をされていました。
その時は、妙心寺の桂春院でも狩野山雪の襖絵を観ることができました。今のうちだと、山楽山雪の本物の襖絵をお寺で観ることができるようですね。
コメントの場所が、塔頭違いですみません。
確かに、襖絵って急速に現地で実物を見られなくなってきていますよね。今の内に、見られる機会があるものは見ておいたほうがよいのかも知れません。2級のほうさまも書かれてましたが、襖絵等は現地で見るのが一番ですから。
因みに、山楽の話は冬の旅かなんかに行った際の受け売りですから(笑)