日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

31日 北急延伸で、船場駅エントランス工事19億円工事委託、 車両63億円の調達業務を本会議で即決

2021年05月31日 23時37分00秒 | 市議会
5月31日(月)

5月31日市議会本会議
北急延伸で、船場駅エントランス工事19億円工事委託、
車両63億円の調達業務を本会議で即決(その場できめる)

 名手宏樹のおこなった、質疑と市の答弁概要をお知らせします。

第57号議案 北急延伸で、船場駅エントランス工事19億円工事委託、工事請負契約締結の件 について3点、質疑をいたします。

①工事の中身について 
 工事の概要は?
 提案理由では、北大阪急行延伸事業での箕面船場阪大前駅の整備に係り、阪大前エントランス他整備事業及び駅舎駐輪場シャフトの請負契約を締結するため19億660万300円を村本建設株式会社大阪支店との契約を行おうとするものですが、まず、概要についてお答えください。 
 答弁;箕面船場阪大前駅の南東部に隣接する約1400㎡の敷地に地下12mに位置する改札口から、メインストリートとなる地上2階の歩行者デッキまでを直通するエスカレーターと各階を接続するエレベーター、階段等を整備するもの。地上階にはトイレ、地上2階には駅西側の国道423号を横断する歩行者デッキと、東側の船場広場の歩行者デッキを接続する通路等を整備。

②地下階のスペースについて  
 広さと美術協会との協議は?
 地下階のこのスペースは広さ、何㎡くらいあるのでしょうか?このスペースは、プロジエクトチームで議論された時に、市民参加の手法として「美術協会などが、地下階スペースで展示会や活動などできるように」との提案がありましたが、その点についてどのような設計になっているのかお聞かせください。また、この件について美術術協会とはどのような話になっているのでしょうか?
 答弁;約900㎡の広さで、一部を活用して整備するギャラリー等について美術協会などと協議を重ね美術作品展を展示する設備等を設ける。

③エントランスの範囲と今後の維持管理について 
 どこまでの維持管理を市がおこなう?
  今回の工事のエントランスの範囲はどこまでで、その維持管理はどこが行うのでしょうか?   以上3点、質問いたします。
 答弁;エントランスは地上部は、東側は第1駐輪場、西側は国道の側道、南側は駅前広場に隣接する。維持管理は、エスカレーター、エレベーター、階段、通路は市が行う予定。ギャラリー等は今後、関係団体関係部局と調整し検討を進める。


     
第58号議案 車両63億円の調達業務 業務委託契約締結の件について5点について質問します。
①委託に関する協定書第14条にある「基本協定」について
 車両は市が「買って」、北急が保有に?
 今回出されている「委託に関する協定書」第14条には「平成28年2016年に3月30日付けで締結した「基本協定書」第17条1項に規定する車両の保有を甲(箕面市)から乙(北急)に変更することについて甲・箕面市は、引き続き乙・北急に協議を要請する」「乙・北急は検討する」とあるが、「基本協定」にはどう書いてあるのでしょうか?車両の保有は箕面市から北急に変更、北急の保有・所有になるということでしょうか?
 答弁;H28年の府・箕面市、阪急、北急の4者で締結した「延伸に関する基本協定書」17条1項に「車両は本市が保有する」旨が規定。事業費縮減を図るため、今後、車両の保有を北急に変更する協議を、本委託協定書に明記し、協議を進める。

②消費税5.7億円の負担について
 消費税は、62億円に増額になった理由と総係費とは?
 「北急が車両を買った場合は、消費税負担はない」という説明も3月の議会で聞いてきましたが、その理由と根拠はなんでしょうか?
今回の調達業務委託契約では、市が車両を買って、消費税も払うということでしょうか?
 今回の「委託に関する協定書」で初めて「内訳別紙」が示めされましたが、これまでの車両総額50億から62億9千万円に増額になった理由とその内訳で製造費用の55億円に上がった理由、2億2千万の総係費(そうがかりひ)とは何かお答えください?
 答弁;消費税は目的物の引き渡しを受けた段階で発生する。その時期まで北急へ所有者変更の協議が整えば、市は、消費税抜きの価格で補助を行うため、消費税分が削減される。
 車両調達費用が62億9千万円に増額になった理由は資材単価の上昇による。総係(がかり)費とは、北急が業務を履行するための人件費等の必要経費。

③車両の車庫について
 車両の編成と車庫の費用まで市が負担?
 市が車両を購入するなら車庫も必要になると考えられるが、何両編成を何台購入し、その車庫は、何処にどう整備されるのか?
その費用はこれまでの事業費の中にあると考えられるが、いくらかかるのか?
車庫の整備費用まで、箕面市が負担するのでしょうか?
私たちは、過大な事業費の予算に元々反対してきましたが、箕面市が車両を買って、北急に保有させる、車庫の整備費まで負担する、どうしてそこまでする必要があるのでしょうか?
答弁;購入する車両は、運行上必要となる1編成10両を3編成の導入。1編成の車庫は、桃山台操車場で確保、その費用は約10億円、残り2編成は駅ホームに停車の計画。延伸事業に必要な費用として見込んでいる。

④委託に関する協定書第7条にある「市の検査」について
 どこがどんな検査、事業評価委員?
 どこが、どんな検査をするのでしょうか?市が直接、検査するのでしょうか?第3者機関をいれておこなおうとするのでしょうか?
 答弁;車両の納入等の業務の完了にあたり市が検査する。本年度から制度化している延伸事業費評価専門委員に評価を求める。

⑤委託に関する協定書15条にある「公平性、透明性」について
 開示請求で黒塗り、関係書類を公表を
 協定書には第15条で「公共事業であることを鑑み公平性、透明性の確保に努める」とありますが、これまで開示請求してきましたが、特に事業費などは多くが黒塗りで出されてきている経過があります。 透明性の観点から今後、明らかにしていただけるのでしょうか?
 第12条には、業務の履行報告、関係書類の提出について、甲・箕面市は「乙・北急に求める」とありますが、議会にも公開されるということでしょうか?
 また、第13条には損害の負担では、「乙・北急の故意又は過失により生じた損害を除き、甲・箕面市が負担」とありますが、具体的に何が想定されるのでしょうか?
                            以上質疑といたします。
答弁;公平性、透明性は公開条例、関係法令に基づき適切に対応する。「業務履行報告等」は北急に報告等を求めることを規定したもの、議会への情報提供を前提にしたものでない。「損害の負担」は、リスクもありうるに対応するもので具体の想定はない。

再質問 
 調達業務を北急に委託するなら責任は北急にあるのでは?
 「具体的な想定はない」ということですが、何も想定なしで、この項目を入れているのは、市側に一方的な不利益になりかねません。
 委託契約の協定書の第13条で、協議が成立すれば、「故意や過失を除き」車両調達の「業務の実施にともない発生した損害」では、委託された乙・北急側が 業務調達の作業をしています。自然災害で車両が壊れた時でなければ、甲・箕面市が負担することになるのでしょうか。
 車両を、北急保有にする、つまり、平たく言えば、箕面市が、北急に「あげる」のになぜ、箕面市が車両の被った損害について負担しなければならないのでしょうか?
北急に車両をゆずった時にも、同じ契約、同様の中身になるのでしょうか?それとも、契約は作り変えるのでしょうか?
 13条2項にあるように「双方の責めによらない場合は、別途協議して定める」だけでよいのではないでしょうか。「箕面市の責め」の想定は何でしょうか?
調達業務を委託しているのだからそのことも乙である北急が責任を持つべきではないのではないでしょうか?
                  以上、再質問いたします。

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