釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

近代歴史博物館

2006年06月10日 | 異文化交流

釜山近代歴史館へ行った。
ここは南浦洞にあり、釜山の近代史の資料が展示されている。
日本語のパンフレットも置かれており、展示品にも少しだが
日本語での説明が書かれている。

簡単に言うと明治時代から第二次世界大戦終了までの
日本が韓国を侵略したときの資料や説明が展示されているのだ。
特に釜山は日本に最も近く、しかも港があるため
日本の侵略の的になったようだ。

説明をしてくださった館長さんは日本語ができる。
日本政府の「名字も変えて、日本名を名乗れ、日本語を覚えろ」
という強制教育の結果だろう。
日本人に対してとても親切で、日本の歌番組が大好き♪
カラオケでも日本の演歌を歌うという親日家の館長さんでさえ
この説明の時には「旧日本政府に対する批難」のトーンがあった。

この頃の歴史については、よく勉強していないのだが、
日本人の悪い癖なのか、とにかく「よその国であっても日本と同じにする」
という考えが強く、改姓の強要、日本語教育、建物や町並みも
日本と同じように、と韓国の中に日本を徹底的に持ち込んでいる。

こんな歴史を持っていれば、そりゃあ「反日感情」もでるというものだ。
そして、世界大戦が終わったと思ったら、朝鮮戦争の勃発。
今もまだ解決していない「38度線問題」

ある意味、戦争による徹底的なダメージを日本より
受けているのかもしれない。
そんな中で立ち上がり、世界の中で重要な位置を
占めるようになってきた韓国。
日本も敗戦から立ち直った“奇跡の国”と言われるが
韓国の底力にはかなわないのかもしれない。

韓国の学校では、歴史を教えるときに
日本に対しての批判も教えるという。
当然、日本が悪者であり、反日感情も芽生えるというものだ。

そんな中で、なにか心情の変化があるのか、
それとも、事実は事実として受け止めているが
隣国としての親しみを感じているのか
とにかく私の周りには「日本人」だからと言って
差別したり批難したりではなく
とても親切にしてくれたり温かく迎えてくれたりする人が多い。
こんな時、韓国にはかなわないな~と思うのだ。

日韓の関係を改善するためにも、そして、両国の発展のためにも
毎日の生活の中で、韓国のよさを見つけ
日本のよさを知ってもらうことが大切だと思う。
“お隣さん”だものね♪

おいしいもの、楽しいものも多いけれど
こうした歴史に目を背けてはいけないと思う今日この頃。
全部を理解するのは難しいけれど、一度は見ておきたいところだね。





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