釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

自転車屋のおじさんは…

2007年09月26日 | ビックリ(*_*)
この春にママチャリを買った。
どこに行くのにもバス、地下鉄、タクシー、徒歩だったのだけれど
タクシーに乗るほどでもない、
かといって歩いて行くには、ちょっと遠いってところがあるでしょ?

うちから言うと、取引銀行のATM、海岸沿いのお店への買い物などは
歩いて行くにはちょっと遠いし、
かといってタクシーを使うのはもったいないというところにあるのだ。

毎日の通勤は徒歩だし、
坂の多い釜山ではどこでもチャリで行くということはできないし、
何回乗るか数えるほどかもしれないけど
やっぱりが欲しかったのだ。

ってことで買ったのだけれど
アパートの上までエレベーターに乗せて運ぶのがとても面倒
エレベーターが狭くて、自転車がギリなうえ、
保管の場所がないため、上の踊り場までつり上げなくてはならない。
外に自転車置き場もあるけれど、雨ざらしだし、盗まれることも多いそうだ。
そして、すぐに自転車に乗るには暑い季節になってしまったので
買って以来、全然乗っていなかった。

で、このところ涼しくなったし
銀行に支払いの用事があるしってことで、5ヶ月ぶりに自転車を出した。
思った通り、タイヤに空気がない
でも、うちには空気入れがないのだ。
空気がなくなったら職場まで乗っていって、
空気を入れて帰ればいいや~と思い、買ってないのだった。

うーん、どうしよう。と悩むけれど
行きたい銀行がうちの職場に近いので、そのまま乗っていくことにした。
銀行で用事を済ませ、空気を入れに職場に行ったけれど
休日なので鍵がかかっており、それを一人で開けて
どこにあるか分からない空気入れを捜すのは、すっごく面倒なことで
結局、職場に行っただけで、空気を入れなかったのだ。
しかし、改めてよく見ると、タイヤの空気はほとんどなく
このままでは危ない!

どうしようかなあ~と悩んでいるうちに名案が浮かんだ。
そうだ!帰り道に自転車屋さんがあったはず。
そこで空気を入れされてもらおう!お金を払ってもいいし。
ってことで、行ったことのない屋さんにGO!

お店の表で、タイヤを直しているおじさんがいた。
韓国語で言えないので、日本語と身振りで空気を入れて欲しいことを言った。
そしたら、そのおじさん、
「日本の方ですか?」と日本語で答えてくれた。

ををーー、「地獄に仏」とはまさにこのこと。
自転車屋さんのおじさんが日本語できるとは、ありがたい。
この自転車屋さん、ご贔屓にしようかしら~♪
なんて考えていたら、そのおじさん、空気入れを「ハイ」と差し出してくれた。
「ありがとーーー♪」と喜んで空気を入れていたら…

おじさん、直していた自転車にまたがってどこかに行ってしまったのだ…
何も言わずにスイーーーーーッと。
そうです。
そのおじさんは“自転車屋さんのおじさん”ではなく
お客さんなのか、なんなのか、“そこで修理をしていただけの人”だったのです。

空気を一生懸命入れていた私は、あまりに一瞬の出来事で
最初はなんのことか把握できず、空気入れをもったままボーゼン
空気を入れ終わり、どうしようかと
お店の奥の方を見ると、本当の自転車屋さんのおじさんが
なにやら部品を一生懸命、ヤスリがけしていました。。。。

仕方ないので
ちょっとだけ、そのおじさんに向かって
「カムサハンミダー」とだけ言って、
逃げるようにで帰りましたとさ。

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2 コメント

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だれっ?! (ゆみの)
2007-09-29 23:22:50
ふっはっは、笑ってしまったわー。
自転車屋の店先で勝手に(?)自転車を直し、空気を入れる男女・・・。しかもそれは日本人・・
何だかチョット可笑しくて「ぷっ」と吹いちゃったよ。
果たして自転車で去って行ったおじさんは・・日本人だったのだろうか?・・・?
ちなみに我家に自転車はありませんが 空気入れはあります・・・近きゃ持って行ったのにね
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おじさんは韓国人 (hiromi)
2007-09-30 16:49:34
笑えるでしょ?コントみたいだわよー
そして、おじさんはちょっとだけ日本語のできる韓国人。
釜山在住の日本人にこの話をすると
笑うんじゃなくて
「ありえる~~!」という反応が返ってくるのだ。。。
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