“生きる”ということ

日本語を勉強している韓国人学生、日本人留学生と
一緒にご飯を食べる（飲んだくれる）機会があったのだ。

韓国人学生も日本人学生も一応学生だけれど、
修士課程をとっているので
学生としては結構、年齢が高い。

会話はもちろん日本語（時々韓国語）
バカ話からマジメな話からさまざまあって楽しかった～
職場のみんなとする話とはまた、ひと味違っておもしろいのだ。

日本から来ている学生達は
日本の“世間様”から見ると
「いったいいつまで学生やっているの？」
「そんなことやっていないでいい加減、結婚したら？」
「先行きどうするの？」などなど
批難されるような境遇だと思う。

でも、その人達は韓国ライフをすっごくエンジョイしているように思えた。
服装も地味だし、お金はないし、
進路もはっきりしていないけれど、すっごく輝いて見えた。
夢ややりたいことがあって、それに向かって邁進できるって
幸せなことだよね。

今まで、私と同じような育ち方をしてきた人たち
世間一般でいう「幸せな人生のレール」に
乗っかってきた人たちが周りに多くて、
私一人が何だか、その道から外れてしまっていたような
自分だけが違っていて“孤独”なような感じも受けていたのだけれど
人それぞれの生き方があるんだよね。

もちろん、学生達にも迷いや悩みや苦しみもあるだろうし、
楽しいことばかりではないと思うけれど、
「今」を楽しんでいるという感じ。

それは韓国に来てとても感じること。
なんだか、どの人も一生懸命“生きている”という感じがするのだ。

韓国でも、お金がないと何もできないし
物価だって東京以上に高いところもあるし
不景気だし、学歴社会だし、自殺者も多いなんて
暗い話も多いけれど、
それでも人生を楽しんでいる人が多いように思う。

私も引きこもっていないで韓国ライフを一生懸命に生きたいと
思っています。