猫のセンス

迷って
迷って
迷ったぞ、三日間。

会社の休み時間の度に
そして
家に帰ってからも検索。

ちょっと重めで
落ち着いた雰囲気で
バサバサと
たくさん風を運んでくれる
扇子が欲しい。

いいなと思う扇子は
15000円くらいする。
やっぱり目を引くものは
お高いのね。

唐紙を作るように
版木をおこし
和紙に模様を転写している
扇子があり
とても気に入ったのだが

なにせ値段が高い。

お手頃価格で探してみるか。
途端、目に入った大好きな猫。
なんと愛らしいことか。

桜にじゃれる猫。

今まで検索してきた
条件もぶっ飛び
買い物カゴをポチッと押した。

夕方に届いた扇子。
木の重さが無くて軽くて
薄い透け感のある布、

扇ぐと
肩透かし食らったような
細やかな風が。

そうさ
すべて
猫に負けてしまったのさ。

リヤカーマン

41年歩いてきても
何で歩くのか分からない。

リヤカーを引きながら
地球を47000㎞歩いた
60才リヤカーマンこと
永瀬さんの言葉だ。

なんとなく山頭火の
句を書きたくなった。



昨夜のクレイジージャーニーの
放送。
今も高校で溶接を教え、
お金が貯まると旅に出るという。

過去にアフリカ縦断の際
リヤカーごと荷物を盗まれ
旅を断念したことがあった。

その時、永瀬さんが思ったこと。

明日から歩かなくていいんだ・・

そっちかい！と
松本人志が突っ込んでいたけど
凡人にはわからん。
じゃあ、なぜ歩く？

日本縦断も二回したらしい。
一回目は19才、二回目は
それから30年経った49才の時。

一回目の旅でお世話になった
人達をたずねる。
亡くなった人、
子供達は独立してたり、
代替わりしてたり、
永瀬さんは30年前と同じポーズで
写真を撮った。

永瀬さんのおっとりした
人柄もあって
何か感動した回だった。

モリアガール

趙之謙さんの本が二冊
届きました。

本の中身をあまり確認せずに
買ってしまい、
開けてビックリ玉手箱。

今、臨書している楷書の他、
篆書に隷書に
どの書体も弾んでいるようだ。

気持ちが盛上がる。
早く書いてみたい。
早く来いや！休み。

古典はたくさんありすぎて
どれを練習しようかと悩んだり
書いても気が乗らなくて
楽しくなかったりしちゃうけど

趙之謙さんは
久々のヨッシャー！って
感じであります。

ひとりでいいもん

ベトナム君達の元締めが
監査に来た。

監査に来る方も
通訳のベトナム人である。

今日は長岡市の駅周辺で
外国人むけに
日本語を教えている
場所を見つけたという。
パンフレットを持ってきた。

そうか・・・。
だけど
あんたも行った方がいいかも？
心の中で思う。

通訳さんも
日本語カタコトで
いつも
半分くらい通じていないから。

なんとなーくの理解。

まあ、
中学から授業があるのに
英語わからない私が言うなってね。

最近少し思う。
日本語ヘタな方のベトナム君、
人見知りだし
一人でいるのが好きみたいだ。

一人が楽しいんだったら
それでいいんじゃないかな？
仕事はちゃんとしてるわけだし。

日本人とコミュニケーションを
取れなくて
淋しいんじゃないかなんて
大きなお世話だね、きっと。

暇なのに疲労

配管の修理と
冷蔵庫の修理と
会社を早退して
家に居たわけだが

なんも
する事がない

５時間
書道の法帖を見ながら
たまに
居眠りしながら
座っている

マジ疲れした

暇なのに
拘束されている時間て
こんなもんなんだ

軟禁辛し

なんか
業者が帰ったあと
変わり種の書道用具を
並べてみた

なんで？