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2022年は客観的な予想を心がけます。

NHKマイルC(GI)展望・1

2006-05-05 07:44:30 | 見解
先日、友人、そして打ち上げ花火の管理人Jr.さんとかきつばた記念を観戦した。当日は重賞競争ということで混雑していたが、天気もよく、楽しかった。馬券のほうは、さすがは鋭い眼力の持ち主。勝ち馬のロッキーアピール、プリサイスマシーンを真っ先に推奨していた。いろいろと勉強させていただいてありがとうございました。

さて、皐月賞組 VS NZT組の図式になりそうな第11回NHKマイルC(GI)。華やかなクラシック路線より劣るのは否めないが、白熱したレースを期待したい。

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フサイチリシャール
前走の皐月賞5着は好発を決めるとガッチリ手綱を抑えて2番手。Sシンスケクンの作る緩い流れでスムーズな追走。逃げ馬がペースを落とした3角で意を決して先頭へ躍り出る。一時はセフティリードを奪うも、坂上で失速してしまった。やはり、距離が1ハロン長かった。前々走のスプリングS2着は本番を意識して勝負どころでも追い出しを我慢。直線の追い比べに持ち込むも、わずかに届かず。この馬の持ち味はスピードの持続性。東京スポーツ杯2歳Sではスローの単騎逃げで直線、二枚腰を使って逃げ切っている。だが、現状は瞬発力勝負だと分が悪い。ある程度、前々で粘り込むのが理想。ベストは京都のマイル戦だろう。

マイネルスケツィ
前走のNZT1着はFグレインの作る前傾Hラップを3番手追走。勝負どころでRガードが早めに競りかける展開を、余裕たっぷりに抜け出し完勝。底力を求められる流れを押し切る強い内容だった。前々走の黄梅賞1着は引っ張り切りの手応えで2番手追走。直線で楽々に逃げ馬を捕らえて3馬身突き放す強い内容だった。勝ちタイム1分34秒6は馬場を考えれば速い。3走前のきさらぎ賞3着は道中、力みながらの追走。しかも切れ味を求められ展開で苦しかった。更には1、2着馬は皐月賞2、1着馬。これでは仕方あるまい。4走前のラジオたんぱ杯2歳S9着は雪の影響で輸送に手間取り、マイナス10㌔と走れる状態ではなかった。ダイワメジャーのようにスピードで押し切るタイプ。能力は相当だ。だが、瞬発力という点では今ひとつの感は否めない。府中の長い直線も微妙だ。同世代相手ならというところ。

アポロノサトリ
前走のNZT4着は課題の発馬を何とかクリア。道中は中団のインを追走。直線で狭いところを割ってジワジワ伸びてきた。3走前の朝日杯FS8着は連戦の疲れで、中2週ながら追い切り1本という調整。疲れが抜けなかった。レースでもコーナーリングのぎこちなさを露呈してしまった。4走前の500万下1着は直線、左右に膨れながら上がり3ハロン33秒7の鋭い切れ味で大外一気の差し切り勝ち。不器用な面があり、広い左回りの府中は大歓迎。発馬難、モタれ癖など課題はあるが、府中マイルに替わるのは魅力的。

アドマイヤカリブ
骨折明け。前走のクロッカS1着は前後半35秒0-34秒7の平均ラップ。それを好位追走から、直線でSシンスケクンとの叩き合いを制した。前々走のジュニアC2着は手綱を押してハナへ。残り5ハロン地点あたりから除々に後続を引き離して淀みない流れに持ち込む。一旦、3~4角で後続を引き付けて直線で再び加速して二枚腰を発揮するもゴール前で交わされてしまった。スピード能力は相当なレベルになるが、意外と終いの脚も使える。ここは久々だが、鉄砲駆けに実績のある厩舎だし、仕上げてくるだろう。あとは府中のタフな1600㍍。これを正攻法の競馬で凌げるのか。折り合いが付いて終いにいい脚を使っても、切れる馬に交わされる懸念も。難しい立場。

ファイングレイン
前走のNZT2着は果敢にハナへ立つ競馬。テン5ハロン57秒8の速い流れに持ち込み、勝負どころでRカードに競られる苦しい競馬。それでも、粘り強い脚で振り切る。最後は勝ち馬の底力に屈したものの、厳しい内容を考えれば評価できる。控える競馬では外へ膨れるなど若さを見せる。現状ではハナへ行くのがベストだろう。あとは同型との兼ね合いだけ。

ロジック
詰めの甘いレースが続いている。前走のNZT3着は中団馬群のなかを追走。だが、勝負どころの手応えが怪しくて外から被される厳しい展開。直線入り口の反応は今ひとつだったが、ゴール前でようやく鋭い伸びを見せた。このあたりの反応の鈍さが最後の詰めに影響している感じ。これなら府中に替わるのはむしろプラスか。先行激化は望むところ。

ステキシンスケクン
前走の皐月賞12着はスピードの違いでハナへ。だが、勝負どころでFリシャールに早めに競られる苦しい展開。距離も長かった。前々走のアーリントンC1着はハナへ立つと、マイペースの逃げ。勝負どころでも可愛がられて楽な展開だったものの、直線で二枚腰を使って圧勝した。前々走のクロッカS2着も平均ペースの逃げに持ち込み、直線での追い比べ。激しくAカリブと競るも、僅かに届かなかった。決してスピード一本調子の馬ではなく、タメ逃げで終いも抵抗できる。だが、今回は同型が揃い、楽な展開は望めそうにない。

キンシャサノキセキ
前走のマーガレットS4着は強烈な向かい風、道悪と苦しい条件。直線で大外へ持ち出すも、風の影響をモロに受けて失速した。致し方ない敗戦。前々走のアーリントンC6着は発馬直後に外へ膨れる不利。4角でいい手応えで進出するも、直線の伸び脚は一息だった。3走前のジュニアC1着はメンバー唯一の上がり3ハロン34秒3の強烈な末脚で差し切り勝ち。勝ち時計1分33秒4も優秀。かなり切れる脚を秘めている。阪神の重たい馬場から府中に替わるのは歓迎材料。南半球産馬で日々、成長が期待できる。良馬場なら。

ディープエアー
勝負どころでズブさを見せる。ジワジワ脚を使うタイプで京都の瞬発力勝負では厳しい。府中は向く。雨で時計が掛かれば。

モエレソーブラッズ
ここ2走はいいスピードを見せているものの、距離の壁に泣いた。マイルに距離短縮はプラス。ただ、切れる脚という点で…

ダイアモンドヘッド
前走の皐月賞15着は勝負どころで被されると、ズルズル後退してしまった。前々走のスプリングSもそう。この中間はB着用で集中力が出ているとのこと。広い府中に替わるのは歓迎だし、鞍上強化で外枠を引けば。


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