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2022年は客観的な予想を心がけます。

クイーンS(GⅢ)展望

2006-08-10 21:35:48 | Weblog
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夏の北海道シリーズは今週から舞台を函館から札幌へと移す。日曜のメインは真夏の女王決定戦、第54回クイーンS(GⅢ)。

チアフルスマイル
前走の米子S5着は積極的な競馬と不得手の道悪で切れ味をそがれた。前々走のヴィクトリアM8着は実績のない府中で中1週での戦いとなったが、スローの流れを後方から上々の伸び脚を見せた。3走前の谷川岳SではHペースの流れを後方から一気の差し切り勝ち。
とのかく良馬場の平坦コースでは牝馬特有の切れ味を発揮する。昨年のこのレースも直線の不利さえなければ差し切っていた。問題は小回りで馬群をうまく捌けるかという点と展開。鞍上とともに一年越しの雪辱へ。

ヤマニンシュクル
前走のマーメイドS8着は良馬場発表ながら緩い馬場でトップハンデの57㌔。49㌔、51㌔の軽量馬相手では分が悪かった。前々走のヴィクトリアM7着は距離不足のマイルで瞬発力勝負。伸びかけたところがゴールだった。3走前の中山牝馬S1着のような小回りで上がりの掛かる展開を得意とする馬。エンジンの掛かりが遅いタイプだけに平坦コースだと差し届かない可能性はある。展開待ち。

レクレドール
昨年の覇者。近走は状態一息や展開が向かず結果を残せていない。気難しく掴みづらい。昨年は4角を外から豪快にマクッてⅤ。切れ味に欠けて使える脚が短い。その意味では小回り札幌は合っている。昨年のように勝負どころで外目へ持ち出せれば。

デアリングハート
前走のエプソムC4着は極悪馬場。折り合ってはいたが、持ち味のスピードが生かせなかった。前々走のヴィクトリアM6着は前日輸送で下見どころから落ち着いた姿。15番枠から好発を決めると、スッと好位へ控える。前走は折り合いを欠いてオーバーペースとなったが、この日は抜群に折り合っていた。終始、スムーズな競馬で残り2ハロン地点まで持ったまま。この時点で、かなりの手応えを感じたが、追い出されるとジリジリとしか伸びなかった。追っての瞬発力より好位からスピードの持続性を生かすタイプ。昨年のこのレースはHペースで飛ばす2頭を自ら追いかける形となり、後続にも目標にされる苦しい競馬だった。今回も後続の目標にされるとどうか。意外と広いコース向きかも。

マイネサマンサ
前走のマーメイドS4着は発馬直後にハミをグッと噛んで力みながらハナへ。ペース自体はスムーズなものだったが、テンの力みが最後の粘りに影響して差された。前々走のヴィクトリアM10着は急仕上げで体調不十分。致し方ない。3走前の京都牝馬S1着ではスローの逃げに持ち込み、直線で11秒1-11秒3と後続を突き放しての逃げ切り勝ち。折り合いに不安のあるタイプであるが、それ次第では切れる脚を使える。

タッチザピーク
3歳馬。春先はカイ食いが細く、馬体維持に業を煮やした。その意味では滞在競馬の札幌は大歓迎のクチ。前走の桜花賞10着は好位からレースをするも、外から次々と被される苦しい競馬。勝負どころで手応えが怪しくなると、直線であっさり止まってしまった。鞍上によれば「気難しさを出している」と。3走前の紅梅S1着が好位から揉まれずスムーズな競馬で2馬身突き放す強い内容。揉まれなければ能力は高い。距離の壁はあるが、立て直した効果に注目したい。

ブルーメンブラット
前走のオークス9着はHペースの縦長の展開を中団のイン追走。折り合いもスムーズで脚をタメられていたが、3角手前で故障馬のアオリを受けて手綱を引っ張る大きなアクシデント。4角で早くもステッキが入ったが、直線で最後まで伸び続けたのは高く評価できる。前々走の矢車賞1着では極悪馬場だったが、好位のインをロスなく追走。直線でも12秒1-12秒4とバテることなく伸び続けて6馬身差の圧勝だった。底力勝負向きの馬で、札幌の馬場は歓迎のクチ。52㌔。

ロフティーエイム
前走のヴィクトリアM11着はスローの瞬発力勝負。実績のないマイルのGIでは荷が重かったし、折り合いも欠いた。前々走の福島牝馬S1着は厳しい流れを引っ張り切りの手応えで好位追走。4角でジワッと先頭へ躍り出るも、内のライラプスに渋太く粘られる。最後は1ハロン12秒7の激戦をアタマ差抜け出した。先行馬に厳しい流れを良く頑張った。前走で示したように瞬発力勝負では分が悪いが、札幌1800㍍ならその心配はいらない。平均ペースの流れで底力を示す。

アズマサンダース
前走のクイーンS16着はスローの流れを最後方追走。直線で伸びの悪い大外へ持ち出しては仕方なし。昨年の京都牝馬S1着では超スローの流れ。それを32秒7と凄まじい切れ味で差し切ったのは、今でも脳裏に焼きついている。マイルがベストなのは確かだが、一応は1800㍍も札幌2歳S2着の実績はある。桜花賞2着、京都金杯先行馬唯一の踏ん張りで4着、京都牝馬S優勝の実績は、ここでも威張れる。B着用。

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