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フローラS(GⅡ)回顧

2006-04-25 12:15:05 | 回顧
2006/04/23 2回 東京 2日目 曇(良)
11R サラ系3歳 フローラS(G2) ○混 牝○指(馬齢) 芝2000
【馬場状態】開幕週のAコース。新緑のターフで時計速い。

13.0 - 12.0 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 12.5 - 12.2 - 11.8 - 11.5 - 12.2
(37.1-35.3)(49.3-47.7)(61.5-60.5)

【展開】最内、オリオンオンサイトがハナを主張するも、外からアクロスザヘイブンが行く。4ハロン目までは団子状態が続くも、5ハロン手前からブローオブダンサーが我慢し切れずに引き離す。直線入り口から11秒8-11秒5の激しい叩き合い。ラスト1ハロン12秒2で大混戦。

ダート路線で未勝利を脱し、芝2戦目の伏兵ヤマトマリオンがゴール前の混戦を抜け出した。これでオペラハウス産駒が2週連続の重賞戴冠となった。道中は好位馬群を追走。スローということでギュッと馬群が密集しての追い比べ。直線入り口では前が詰まって追い出しを迷ったが、残り300㍍地点で前が開くとジワジワ伸びてゴール前で突き抜けた。ビュッと一気に脚を使うのではなく、平均して長くいい脚を使うタイプで府中はベスト。上がり3ハロンは34秒5。本番でも楽しみな一頭だ。

2着のブロンコーネは内枠発走から終始、中団のインをロスなく追走。すぐ前には勝ち馬がいる絶好位。若干、行きたがっていたが、許容範囲内。直線を向いても内を通ると、激しい追い比べの末、勝ち馬には屈したものの、他馬の追随と封じた。だが、スローの終い勝負で終始、内々を通れた恩恵はかなり大きかった。今回は枠順と鞍上の手綱さばきが光った。

3着のアクロスザヘイブンは道中、ハナへ立ってスローの流れに持ち込む。テン5ハロン手前で掛かった馬に競られるも焦らず。直線まで溜めて追い出されると、そこからジワジワと抵抗して2着馬とコンマ差なしに粘った。前々で競馬できるスピードに加えてお終いも切れる脚を使える。キャリア3戦。これからが楽しみだ。

4着のオリオンオンサイトは最内枠発走を利して2番手のイン。外から競られたときに若干、行きたがる。直線を向いて一旦は抜け出すも、ゴール前で失速してしまった。このあたりが現状の決め手の差か。また、遠征続きで馬体が回復していなかったのも影響した。小回りコースで。

5着は本命視したホーリーミスト。道中は外枠発走のため、後方まで位置取りを下げて内を通る。だが、流れはスローのため前々で運んだ馬に有利な流れ。直線でゴチャついたことも重なって僅かに届かなかった。上がり3ハロンは34秒3。マイナス10㌔と馬体が細くなっていたことも幾分影響したろう。今回は枠順の明暗が出た。

テイエムプリキュアは発馬一息。道中は揉まれるのを懸念して早めに外へ持ち出すも、直線の追い比べで劣って伸びきれなかった。瞬発力の差が出た形。昨年からの成長が一息で良馬場では厳しいか。

アイスドールは鞍上によると『ずっと内へモタれながら走っていた』とのこと。揉まれ弱さが出たか。

メジロラルゴは道中、後方を追走。スローで馬群が密集していたため、直線で大外へ持ち出すロス。それでも、ジワジワ伸びてメンバー最速の上がり3ハロン34秒1を計時。不向きな流れのなかでよく頑張った。

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