いよいよ春のグランプリ宝塚記念(GI)。
今年は昨年の年度代表馬ゼンノロブロイを筆頭に、昨年の優勝馬タップダンスシチーも出走。
頭数は寂しいものの、少数精鋭のメンバーが揃った。
今回の鍵は展開だ。有力どころの仕掛けどころ次第で結果が大きく違ってくる。
枠順も踏まえてじっくりと検討していきたい。
先週の阪神開催は芝の丈が長く、時計が掛かっていた。そのことも頭に入れておきたい。
まずは各馬の分析から。
【タップダンスシチー】
今回は堂々の一番人気だろう。
前走の金鯱賞1着は大外枠発走から終始マイペースの逃げ。
残り5ハロン地点からペースを上げると、勝負どころで一気に他馬を引き離す。
そして、上がり33秒8にまとめて逃げ切り勝ち。
まさに理想的な逃げ切り勝ちだった。
前々走の有馬記念2着はフランス遠征明けで状態は良くなかった。
それでも、平均ペースの逃げに持ち込み、終始ゼンノロブロイにマークされる苦しい競馬ながら、0.1秒差に粘った。強かった。
昨年のこのレースは、ローエングリンの作る淀みない流れを3角で先頭に立ち、
そのまま押し切る衝撃的な競馬で押し切った。
平均していい脚を長く使うタイプで、自らレースを作れるので不発がない。
しかし、折り合いに不安のあるコスモバルクの存在が厄介。
途中で絡まれる危険性があるし、ゼンノロブロイも早めに競りかけてくるだろう。
この馬として最悪なのは、テンからHペースの流れを追走する形。
そうなれば有馬記念8着の再来も考えられる。
【ゼンノロブロイ】
昨年の年度代表馬。休み明けで挑む。
前走の有馬記念1着は相手をタップダンスシチー一頭に絞ったレース。
平均ペースの淀みない流れを2番手から徹底マーク。
直線でライバルをねじ伏せ堂々のレコードV。
前々走のジャパンC1着は中団で控えてジックリと脚を温存。
直線で満を持して追い出すと抜群の瞬発力で楽に抜け出した。
昨年のこのレースは平均ペースの縦長の展開を中団前目から追走。
タップダンスシチーが3角で先頭に立ち、それを追いけるも、ラストで脚が止まった。
今回は暮れの有馬記念以来の久々になる。
本数はこなしているが、順調に使われてきた馬と比べると不利なのは間違いない。
しかも、休み明けはソラを使う面があるし、タップダンスシチーを早めに競りかける展開で息が持つかどうかの不安もある。
実力と実績は認めるも、他馬の付け入る隙は十分ある。
【リンカーン】
前走の天皇賞6着は一番人気に支持された。
道中は折り合いに不安があるため、積極的な競馬ができず、後方から。
やはり、長距離戦において折り合いに不安があるのはかなりの不利。
最後はいい脚で追い込んでいるだけに悔やまれる。
昨年の同レースはローエングリンの作る淀みない流れを中団から。
タップダンスシチーが早めに動くなか、同馬も早めに追い掛けるも届かず。
決して一瞬の決め手に長けている馬ではない。
一昨年の有馬記念では早めの先頭の積極策で2着に踏ん張り、
同年の菊花賞では勝負どころで後方まで下がって、直線で早めの競馬をしてバテた上位陣を強襲した。
というようにどういう競馬でも平均していい脚を使える馬。
自在な脚質な反面、詰めの甘さを兼ね備えている。
折り合いに不安のない阪神2200mで積極的な競馬で活路を見出したい。
【アドマイヤグルーヴ】
今シーズンは不振が続く。
前走の金鯱賞4着はタップダンスシチーの作る緩い流れを中団の内を追走。
道中は折り合いもスムーズだったが、4角でハミを噛んで掛かってしまった。
大外に膨れると、ラスト1ハロンで脚が止まってしまった。
体調も今ひとつだった。
前々走の天皇賞・春11着は距離が長く、折り合いも付かなかった。致し方ない敗戦。
三走前の大阪杯4着は苦手の休み明けで太め残りだった。
懸念されている馬体も一戦毎に絞れている。攻めは相変わらず絶好。
昨年は同じ金鯱賞を叩いて、マーメイドSを衝撃的に勝った。
直線で見せた次元の違う脚に鳥肌が立った。
同馬は発情期にあたる4~5月の成績が芳しくない。
この時期なら本来の力を発揮できるだろう。
今回はコスモバルク、タップダンスシチーの作る速い流れで差し脚が生きる。
折り合いさえ付けば、本当にいい脚を使う。
牡馬も天皇賞3着の内容から遜色ない。
無欲の追い込みが怖い。
【ビッグゴールド】
ここ3走でビック馬券を演出している。
前走の天皇賞2着はスタート直後にハナへ立つも、1角でシルクフェイマスに先頭を譲った。
本来なら掛かって前を追いかけてしまう形だが、同馬は全く動じなかった。
4角で早めに先頭に立つと、直線で抜け出すも、最後は勝ち馬に差されてしまった。
4角でもう少し我慢できていれば結果は違ったかもしれない。
以前は骨膜炎に悩まされていたが、今は全く不安がない。
攻めでもビシビシ時計を出している。充実している。
ここ3走は何れもスローの流れ。
今回はコスモバルク、タップダンスシチーがおり、速いペースが予想される。
復帰後、初めて経験する速い流れに戸惑わないか、一抹の不安もある。
ただ、前走のように控える競馬もできるし、3200mを克服するあたり、
持久力も兼ね備えている。
元々は差し馬。中団あたいに控える競馬も面白い。
【コスモバルク】
前走のチャンピョンズM10着はマイルの流れでも掛かってしまった。
しかも、勝負どころでマクり気味の競馬になった。
前々走の日経賞6着はテンにスローの流れを2番手から我慢するも、
2角で掛かって行ってしまった。あれだけ道中にスタミナをロスしては厳しい。
昨秋のジャパンC2着はルメール騎手騎乗で道中ピタリと折り合い、
直線で差し返す味のある内容。卓越した勝負根性を持っている。
しかし、今シーズンは騎手が乗り替わり、全く折り合いが取れていない。
テンに無理に抑えて、途中で我慢しきれずにマクるチグハグな競馬が続いている。
前を追い掛けるバルクの気性を考えれば、始めからハナに行くのがベスト。
前走でマイルを使ったことと、最終追い切りで破格の時計を出したことで、
更に折り合いに不安を感じる。
【ハーツクライ】
前走の天皇賞5着はいつもどおり最後方から脚を温存。
4角で大外に持ち出すと、いい脚で伸びているものの届かず。
スローの流れで大外を通らされたのはかなりのロスだし、展開も不向きだった。
距離も長かった。
前々走の大阪杯2着は昨秋に減った馬体が回復していい状態。
平均ペースの流れを大外から鋭い脚で強襲した。休み明けで上々の内容。
昨秋はダービーの反動と、上記に述べたように馬体減りが続き、万全ではなかった。
追い込み一辺倒のため、どうしても他力本願になってしまう。
今回はコスモバルク、タップダンスシチーがおり、流れが向きそうだ。
【サンライズペガサス】
前走の天皇賞14着は出遅れたものの、道中はいい感じの追走だったが、
直線で脚が止まってしまった。やはり、距離の壁は厚かった。
前々走の大阪杯1着はサイレントディールの作る平均ペースの流れを、
中団から競馬すると、直線で鋭い脚で差し切った。
長くいい脚は使えないが、一瞬の切れ味は凄まじい。
阪神コースは5戦4勝、2着1回と絶好舞台。
三年前は無念の直前回避。生涯最高の形でGIを迎えた。
脚元に爆弾を抱えている馬だが、この中間は2週続けて時計を出している。
今回、コスモバルク、タップダンスシチーの作る速い流れを中団で脚を温存できれば一発があってもおかしくない。
【ヴィータローザ】
前走の金鯱賞2着はタップダンスシチーの作る緩い流れを中団から追走。
終始、折り合いもスムーズで勝負どころで置かれ気味になるも、
直線でメンバー最速の上がり33秒6の脚で追い上げた。
以前は切れる脚を使える印象はなかったので驚いた。
休養したことで馬が急激に力を付けている。本格化を迎えた。
叩き2戦目で更なる前進を見込める。
安藤勝騎手が騎乗停止なのは痛い。
道中、スムーズに追走できれば一発の魅力がある。
【トウショウナイト】
前走の天皇賞4着は初めての距離を考慮して後方からの競馬。
道中は若干掛かり気味だったし、一周目のスタンド前で進路を阻まれた。
それでも、最後は馬群を割って鋭い脚で追い込んだ。価値の大きいレースだった。
前々走の日経賞2着は好位からコスモバルクを早めに追い掛ける競馬で差された。
三走前の京都記念も早めに抜け出したところを勝ち馬に差された。
一戦毎に力を付けている4歳馬でここも上積みが望める。
今回は前走のように控える競馬で差し脚を生かしたい。
前を早めに追い掛けなければここも好勝負になるだろう。
【サイレントディール】
前走のエプソムCは緩い流れを好位から流れに乗り。
直線で前を射程圏に入れるも、伸びきれず。右前脚の落鉄が痛かった。
三走前の大阪杯は縦長の平均ペースの逃げに持ち込むも、最後は差された。
決して終いが切れる脚はないので、前々走のように早めに抜け出すか、
大阪杯のような逃げがベスト。
ここは速い馬が揃い、ハナを叩けそうにない。
厳しい戦いになるだろう。
【シルクフェイマス】
前走の金鯱賞3着は相変わらずテンションが高かった。
道中はスローの流れを3番手の絶好位から競馬するも、
内にモタれ気味。直線で伸びを欠いた。左回りはうまくない。
前々走の天皇賞・18着は苦手の上滑りする馬場で、1角で掛かってなし崩しに脚を使ってしまった。その形で長距離は乗り切れない。
昨年のこのレースは2着。3角で早めに抜け出したタップを追い掛けて最後まで粘った。
決して一瞬の切れ味はないが、好位に取り付く、レースセンスがあるし、
平均していい脚を使う。勝ち味に遅いタイプだが、安定している。
雨だけは嫌だったが、幸い天候は持ちそう。運がある。
今回も長くいい脚を生かせる展開なら。この中間は坂路攻め。
【ボーンキング】
3年以上の休養明けだった前走があわやのシーンを演出。
最後はジリジリと後方から伸びた。
ただ、そこから中1週で急激な上積みは望みづらい。
メンバーも大幅に強くなる。
【スティルインラブ】
久々の金鯱賞6着はスローの流れで折り合いに苦労。
それでも、最後は上がり33秒8の脚で伸びてきた。
昨シーズンは走る方に気持ちが向かず、スランプに陥った。
しかし、前走で復活の兆しを見せた。
相変わらず攻めでは破格の時計を出している。
牝馬3冠の実力を見せてほしい。
【スイープトウショウ】
前走の安田記念2着はローエングリンの作る淀みない流れで、
この馬自慢の差し脚が生きる流れ。
直線の長い府中で外から豪快に伸びた。やはり切れる。
今回も速い流れが期待できる。
東京から阪神に替わるのはマイナスだが、距離は持つだろう。
普段からB着用で調教もスムーズに行えるようになった。
今年は昨年の年度代表馬ゼンノロブロイを筆頭に、昨年の優勝馬タップダンスシチーも出走。
頭数は寂しいものの、少数精鋭のメンバーが揃った。
今回の鍵は展開だ。有力どころの仕掛けどころ次第で結果が大きく違ってくる。
枠順も踏まえてじっくりと検討していきたい。
先週の阪神開催は芝の丈が長く、時計が掛かっていた。そのことも頭に入れておきたい。
まずは各馬の分析から。
【タップダンスシチー】
今回は堂々の一番人気だろう。
前走の金鯱賞1着は大外枠発走から終始マイペースの逃げ。
残り5ハロン地点からペースを上げると、勝負どころで一気に他馬を引き離す。
そして、上がり33秒8にまとめて逃げ切り勝ち。
まさに理想的な逃げ切り勝ちだった。
前々走の有馬記念2着はフランス遠征明けで状態は良くなかった。
それでも、平均ペースの逃げに持ち込み、終始ゼンノロブロイにマークされる苦しい競馬ながら、0.1秒差に粘った。強かった。
昨年のこのレースは、ローエングリンの作る淀みない流れを3角で先頭に立ち、
そのまま押し切る衝撃的な競馬で押し切った。
平均していい脚を長く使うタイプで、自らレースを作れるので不発がない。
しかし、折り合いに不安のあるコスモバルクの存在が厄介。
途中で絡まれる危険性があるし、ゼンノロブロイも早めに競りかけてくるだろう。
この馬として最悪なのは、テンからHペースの流れを追走する形。
そうなれば有馬記念8着の再来も考えられる。
【ゼンノロブロイ】
昨年の年度代表馬。休み明けで挑む。
前走の有馬記念1着は相手をタップダンスシチー一頭に絞ったレース。
平均ペースの淀みない流れを2番手から徹底マーク。
直線でライバルをねじ伏せ堂々のレコードV。
前々走のジャパンC1着は中団で控えてジックリと脚を温存。
直線で満を持して追い出すと抜群の瞬発力で楽に抜け出した。
昨年のこのレースは平均ペースの縦長の展開を中団前目から追走。
タップダンスシチーが3角で先頭に立ち、それを追いけるも、ラストで脚が止まった。
今回は暮れの有馬記念以来の久々になる。
本数はこなしているが、順調に使われてきた馬と比べると不利なのは間違いない。
しかも、休み明けはソラを使う面があるし、タップダンスシチーを早めに競りかける展開で息が持つかどうかの不安もある。
実力と実績は認めるも、他馬の付け入る隙は十分ある。
【リンカーン】
前走の天皇賞6着は一番人気に支持された。
道中は折り合いに不安があるため、積極的な競馬ができず、後方から。
やはり、長距離戦において折り合いに不安があるのはかなりの不利。
最後はいい脚で追い込んでいるだけに悔やまれる。
昨年の同レースはローエングリンの作る淀みない流れを中団から。
タップダンスシチーが早めに動くなか、同馬も早めに追い掛けるも届かず。
決して一瞬の決め手に長けている馬ではない。
一昨年の有馬記念では早めの先頭の積極策で2着に踏ん張り、
同年の菊花賞では勝負どころで後方まで下がって、直線で早めの競馬をしてバテた上位陣を強襲した。
というようにどういう競馬でも平均していい脚を使える馬。
自在な脚質な反面、詰めの甘さを兼ね備えている。
折り合いに不安のない阪神2200mで積極的な競馬で活路を見出したい。
【アドマイヤグルーヴ】
今シーズンは不振が続く。
前走の金鯱賞4着はタップダンスシチーの作る緩い流れを中団の内を追走。
道中は折り合いもスムーズだったが、4角でハミを噛んで掛かってしまった。
大外に膨れると、ラスト1ハロンで脚が止まってしまった。
体調も今ひとつだった。
前々走の天皇賞・春11着は距離が長く、折り合いも付かなかった。致し方ない敗戦。
三走前の大阪杯4着は苦手の休み明けで太め残りだった。
懸念されている馬体も一戦毎に絞れている。攻めは相変わらず絶好。
昨年は同じ金鯱賞を叩いて、マーメイドSを衝撃的に勝った。
直線で見せた次元の違う脚に鳥肌が立った。
同馬は発情期にあたる4~5月の成績が芳しくない。
この時期なら本来の力を発揮できるだろう。
今回はコスモバルク、タップダンスシチーの作る速い流れで差し脚が生きる。
折り合いさえ付けば、本当にいい脚を使う。
牡馬も天皇賞3着の内容から遜色ない。
無欲の追い込みが怖い。
【ビッグゴールド】
ここ3走でビック馬券を演出している。
前走の天皇賞2着はスタート直後にハナへ立つも、1角でシルクフェイマスに先頭を譲った。
本来なら掛かって前を追いかけてしまう形だが、同馬は全く動じなかった。
4角で早めに先頭に立つと、直線で抜け出すも、最後は勝ち馬に差されてしまった。
4角でもう少し我慢できていれば結果は違ったかもしれない。
以前は骨膜炎に悩まされていたが、今は全く不安がない。
攻めでもビシビシ時計を出している。充実している。
ここ3走は何れもスローの流れ。
今回はコスモバルク、タップダンスシチーがおり、速いペースが予想される。
復帰後、初めて経験する速い流れに戸惑わないか、一抹の不安もある。
ただ、前走のように控える競馬もできるし、3200mを克服するあたり、
持久力も兼ね備えている。
元々は差し馬。中団あたいに控える競馬も面白い。
【コスモバルク】
前走のチャンピョンズM10着はマイルの流れでも掛かってしまった。
しかも、勝負どころでマクり気味の競馬になった。
前々走の日経賞6着はテンにスローの流れを2番手から我慢するも、
2角で掛かって行ってしまった。あれだけ道中にスタミナをロスしては厳しい。
昨秋のジャパンC2着はルメール騎手騎乗で道中ピタリと折り合い、
直線で差し返す味のある内容。卓越した勝負根性を持っている。
しかし、今シーズンは騎手が乗り替わり、全く折り合いが取れていない。
テンに無理に抑えて、途中で我慢しきれずにマクるチグハグな競馬が続いている。
前を追い掛けるバルクの気性を考えれば、始めからハナに行くのがベスト。
前走でマイルを使ったことと、最終追い切りで破格の時計を出したことで、
更に折り合いに不安を感じる。
【ハーツクライ】
前走の天皇賞5着はいつもどおり最後方から脚を温存。
4角で大外に持ち出すと、いい脚で伸びているものの届かず。
スローの流れで大外を通らされたのはかなりのロスだし、展開も不向きだった。
距離も長かった。
前々走の大阪杯2着は昨秋に減った馬体が回復していい状態。
平均ペースの流れを大外から鋭い脚で強襲した。休み明けで上々の内容。
昨秋はダービーの反動と、上記に述べたように馬体減りが続き、万全ではなかった。
追い込み一辺倒のため、どうしても他力本願になってしまう。
今回はコスモバルク、タップダンスシチーがおり、流れが向きそうだ。
【サンライズペガサス】
前走の天皇賞14着は出遅れたものの、道中はいい感じの追走だったが、
直線で脚が止まってしまった。やはり、距離の壁は厚かった。
前々走の大阪杯1着はサイレントディールの作る平均ペースの流れを、
中団から競馬すると、直線で鋭い脚で差し切った。
長くいい脚は使えないが、一瞬の切れ味は凄まじい。
阪神コースは5戦4勝、2着1回と絶好舞台。
三年前は無念の直前回避。生涯最高の形でGIを迎えた。
脚元に爆弾を抱えている馬だが、この中間は2週続けて時計を出している。
今回、コスモバルク、タップダンスシチーの作る速い流れを中団で脚を温存できれば一発があってもおかしくない。
【ヴィータローザ】
前走の金鯱賞2着はタップダンスシチーの作る緩い流れを中団から追走。
終始、折り合いもスムーズで勝負どころで置かれ気味になるも、
直線でメンバー最速の上がり33秒6の脚で追い上げた。
以前は切れる脚を使える印象はなかったので驚いた。
休養したことで馬が急激に力を付けている。本格化を迎えた。
叩き2戦目で更なる前進を見込める。
安藤勝騎手が騎乗停止なのは痛い。
道中、スムーズに追走できれば一発の魅力がある。
【トウショウナイト】
前走の天皇賞4着は初めての距離を考慮して後方からの競馬。
道中は若干掛かり気味だったし、一周目のスタンド前で進路を阻まれた。
それでも、最後は馬群を割って鋭い脚で追い込んだ。価値の大きいレースだった。
前々走の日経賞2着は好位からコスモバルクを早めに追い掛ける競馬で差された。
三走前の京都記念も早めに抜け出したところを勝ち馬に差された。
一戦毎に力を付けている4歳馬でここも上積みが望める。
今回は前走のように控える競馬で差し脚を生かしたい。
前を早めに追い掛けなければここも好勝負になるだろう。
【サイレントディール】
前走のエプソムCは緩い流れを好位から流れに乗り。
直線で前を射程圏に入れるも、伸びきれず。右前脚の落鉄が痛かった。
三走前の大阪杯は縦長の平均ペースの逃げに持ち込むも、最後は差された。
決して終いが切れる脚はないので、前々走のように早めに抜け出すか、
大阪杯のような逃げがベスト。
ここは速い馬が揃い、ハナを叩けそうにない。
厳しい戦いになるだろう。
【シルクフェイマス】
前走の金鯱賞3着は相変わらずテンションが高かった。
道中はスローの流れを3番手の絶好位から競馬するも、
内にモタれ気味。直線で伸びを欠いた。左回りはうまくない。
前々走の天皇賞・18着は苦手の上滑りする馬場で、1角で掛かってなし崩しに脚を使ってしまった。その形で長距離は乗り切れない。
昨年のこのレースは2着。3角で早めに抜け出したタップを追い掛けて最後まで粘った。
決して一瞬の切れ味はないが、好位に取り付く、レースセンスがあるし、
平均していい脚を使う。勝ち味に遅いタイプだが、安定している。
雨だけは嫌だったが、幸い天候は持ちそう。運がある。
今回も長くいい脚を生かせる展開なら。この中間は坂路攻め。
【ボーンキング】
3年以上の休養明けだった前走があわやのシーンを演出。
最後はジリジリと後方から伸びた。
ただ、そこから中1週で急激な上積みは望みづらい。
メンバーも大幅に強くなる。
【スティルインラブ】
久々の金鯱賞6着はスローの流れで折り合いに苦労。
それでも、最後は上がり33秒8の脚で伸びてきた。
昨シーズンは走る方に気持ちが向かず、スランプに陥った。
しかし、前走で復活の兆しを見せた。
相変わらず攻めでは破格の時計を出している。
牝馬3冠の実力を見せてほしい。
【スイープトウショウ】
前走の安田記念2着はローエングリンの作る淀みない流れで、
この馬自慢の差し脚が生きる流れ。
直線の長い府中で外から豪快に伸びた。やはり切れる。
今回も速い流れが期待できる。
東京から阪神に替わるのはマイナスだが、距離は持つだろう。
普段からB着用で調教もスムーズに行えるようになった。
専門紙発行前にこれだけの考察が読めるなんて
感謝感謝です。
参考にさせていただきます!
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いよいよ明日ですね。
メンバーも揃いましたし、晴れ模様で楽しみです。
コメントありがとうございます
明日は晴天で良かったです
歴史的なレースになることを期待しています