中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

今週から札幌開催!

2005-08-07 23:06:11 | Weblog
2ヶ月間の函館開催が終了し、今週から札幌に舞台を移す。
今週のメインは真夏の女王決定戦クイーンS(GⅢ)。
桜花賞馬ダンスインザムードをはじめ、NHKマイルC2着のデアリングハートなどかなりの豪華メンバーが集結した。
エリザベス女王杯に繋がるレースだけに注目したい。
舞台は札幌芝1800m。スタートして1角までの距離が短い。
そのため外枠の馬は膨れやすい。
1角の攻防が後々、大きく結果に反映してくる。
開幕週のパンパン馬場に加え、小回りコースのため先行馬有利。
しかし、小回りを意識して早め早めの展開なら差し馬の台頭も十分。
各馬の能力をしっかりと把握し、枠順を含めて展開を吟味したい。

函館2歳S(GⅢ)回顧

2005-08-07 21:59:35 | 回顧
まず、最初に予想を更新できず、すいませんでした

天候:曇  芝:良 
【馬場状態】最終週で内の馬場が荒れてきた。相変わらずのパワー馬場。

12.0 - 10.8 - 11.3 - 11.9 - 12.1 - 12.6
(34.1-36.6)

【展開】前哨戦とは違い、アイアムエンジェルが飛ばす展開を1番人気のアドマイヤカリブが外目の2番手追走。勝負どころで外から1着、2着馬がマクって前へ進出。最後は1~3着馬のスタミナ勝負となった。

勝ったモエレジーニアスは道中、中団の外目からカリブを見ながら追走。
勝負どころの3~4角で外をマクって前へ進出。
直線入り口で先頭に並びかけると、壮絶な叩き合いを制して優勝。
最終週を迎えた函館は内の馬場が悪い。終始、外目を通ってスムーズな競馬ができた。
鞍上の好騎乗が光った。長くいい脚を使って勝負根性もある。
今日の内容なら距離が伸びても大丈夫だろう。あとは時計勝負。

2着は連闘のラッシュライフが食い込んだ。
道中は勝ち馬のすぐ後ろ、中団の外目を追走。
勝負どころで連れて前へ進出すると、4角で勝ち馬に馬体をぶつけられた。
本来なら怯んでもおかしくない場面だが、最後まで粘り強く応戦。
しかも、キャリア1戦で逃げる競馬しか経験していない。驚くべき勝負根性である。
勝ち馬よりも距離ロスがあったし、中身は濃かった。
これから楽しみな素材。

3着のアドマイヤカリブは残念な結果となった。
道中は持ったままで外目の2番手に取り付いて終始、抜群の手応え。
しかし、勝負どころで急に手応えが怪しくなり、最後は完全に脚が止まってしまった。
鞍上によれば「3角でくぼみに脚をとられたのか、バランスを崩した」とのこと。
デビュー戦を持ったままの衝撃的な圧勝。時計も速かった。
今回の3角手前までの手応えを見ても、確実に高い能力を持っている馬。
バクシンオー産駒で距離延長が課題となるが、今後の動向に注目したい。

アイアムエンジェルは果敢にハナを奪うも、勝負どころで早めに来られて苦しくなった。
だた、鞍上によれば「モノ見をして下がったり、まだ馬が若い」とのこと。
いいスピードを持っているだけに精神面での成長に期待。

グレートキャンドルはデビュー戦同様、追走に苦しんだ。
距離が伸びたほうがいい。

シルクトリガーは前走のようにハナを奪いたかった。
しかし、ペースの違いに戸惑い、前に行けなかった。

チアズグレイスの仔、チアズガディスは残念ながらシンガリ負け。
ペースの違いに戸惑ったのか、追走に精一杯だった。
デビュー戦はスムーズな逃げ切りで恵まれた面もあった。
【キャリア1戦】【ペースの違い】【初の揉まれる競馬】で厳しかった。
ただ、速いペースと揉まれた経験は必ず今後に生きるはず。
良血馬だけに注目していきたい。

関屋記念(GⅢ)回顧

2005-08-02 00:59:41 | 回顧
天候:晴  芝:良 
【馬場状態】相変わらず高速馬場。内の馬場が悪い。外を通った馬が台頭しやすい。

12.3 - 10.7 - 11.6 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 10.6 - 11.9
(34.6-33.8)(46.5-45.8)(58.5-57.7)

【展開】マイティスピードが外から飛ばし、内のニシノシタン、ミッドタウンが続く展開。テン3ハロン34.6だが、新潟にしては決して速くない。レースラップを見ても分かるとおり、後傾ラップの直線をフルに使った瞬発力勝負の流れ。

勝ったサイドワインダーには驚かされた。決して速くはない流れを、いつもどおり後方を追走。
本来なら前目のダイワメジャーを意識して、早仕掛けをしてもおかしくない。
だが、鞍上の福永騎手は全く慌てることはなかった。
「急がせると末が甘くなる」ことを熟知し、この馬の末脚を信頼して我慢した。
それが功を奏し、直線で上がり32秒6の驚異的な末脚で他馬を子ども扱いにした。
やはり、広いコースで終いを生かす競馬が合っている。
前走で小回りのために力を発揮できなかったうっ憤を晴らした。
秋はマイルCSが目標となる。今回の内容なら本命候補だろう。
決め手は強烈。

2着のダイワメジャーも新潟でよく頑張った。
スローの流れを好位から追走し、直線入り口で堂々先頭に踊り出る。
ラスト1ハロン付近まで粘るも、最後は勝ち馬の決め手に屈した。
前走の安田記念は外から馬に被され、早めに抜け出せなかった。
今回の競馬がこの馬本来のもの。中山1600mがベスト。
パドックでは非常に落ち着き、気配が良かった。
決め手勝負では劣る。

3着は休み明けのインセンティブガイ。
道中は中団の後ろで末脚を温存。
直線で大外に持ち出すと、一完歩ずつ前へ迫った。
さすがに勝ち馬の決め手には見劣ったが、不向きの展開をよく差してきた。
鞍上の後藤騎手によれば「ずっと左手前で走っていた」とのこと。
まだ、4歳馬。経験を積んで強くなっていくだろう。

4着はニューベリー。
道中は好位の外を追走し、ダイワメジャーを見ながらの競馬。
終始、スムーズな追走で、直線で馬場のいい外に持ち出される。
そこから、早めに抜け出したメジャーとともに抜け出すし、見せ場を演出。
最後は上位馬の決め手に屈したものの、強敵相手に奮闘した。
決め手に欠けるため、常に善戦止まりだが、好位から器用に立ち回るため不発が少ない。

5着は1年2ヶ月ぶりのコスモサンビーム。
道中は好位から競馬する予定も、出脚がつかず最後方を追走。
それでも、最後は大外から33秒1の末脚で見せ場を演出した。
さすがは2歳チャンピョンホース。力がある。
使われつつ、道中の行きっぷりも素軽くなるはずだ。
ダービーで重度の骨折を負って見事に復活した。
懸命に頑張った馬と、復帰へ向けて努力された関係者には本当に頭が下がる。
秋へ向けて無事にいってほしい。

6着のマヤノシャドーは道中、いつもどおり中団を追走。
直線でうまく外に持ち出すも、上位馬と決め手の違いに屈した。
もう少し、上がりの掛かる展開になってほしかった。

3番人気のケイアイガードは中団から追走し、直線で外に持ち出す理想的な競馬。
それでも、追われてから頭が高くなり、案外の伸び。
まだ、底を見せていなかっただけに残念な内容だった。
直線ヨーイドンの競馬は向かなかったのか。
小回りコースで好位から競馬するほうが良いのか。

マイネサマンサは好スタートが逆に仇となった。
もともと折り合いに不安のある馬。前に馬を置いて溜めたかった。
あれだけ、掛かって先行してしまっては勝負にならない。
乗り難しい馬。次も折り合いが課題となる。

ウインラディウスはうまく折り合って競馬できた。
前走同様、直線で最内を突くも、ラスト1ハロンでバッタリ止まってしまった。
馬場の悪いところを通った影響もあっただろが・・・。

本命のニシノシタンはゲート入りをごねてしまった。
道中は押してハナへ行くも、外からマイティに来られて2番手から。
何とかなだめて直線を向くも、ダイワに早めに来られて馬群に沈んだ。
ゲートを嫌がったことで、テンに力んで走っていた。
やはり、ハナに立ってマイペースで競馬するほうがいい。