ヒロさんの旅記録

60歳からのバックパッカー、海外行き当たりの旅

上海へ出発 2012年6月26日

2012-07-31 | 中国雲南省6/26~7/1 


          今回利用した春秋航空機

6月26日、茨城空港から上海へ旅立つ
今回、初めてLCC航空(春秋航空)を利用する
片道5千円(燃料サーチャージ、空港税など含めて約1万2千円)の安さと、東京駅から茨城空港まで高速バスで5百円で行けることでこの航空会社に決めた。
LCC航空は他の格安チケットなどと違って片道単位で購入できるので、帰国日を自由に設定できたり片道だけで出発し帰りを現地で購入することもできる。
機内はシンプルにイスとテーブルだけで他の液晶画面など余計な設備はなく、また飲食は有料で(意外と高くない)イスの座り心地も悪くない気がした。

上海浦東国際空港到着、宿泊先までの移動は地下鉄を利用した。
      
地鉄の案内         自動切符売り場       地鉄乗り場       電車内路線案内   


上海から昆明そして麗江へ 6月27日

2012-07-30 | 中国雲南省6/26~7/1 

6月26日、上海浦東空港から予約してたユースホステルまでは地下鉄で移動
翌6月27日早朝、タクシーで虹橋空港へ移動、春秋航空国内線(日本で予約済み)で雲南省・昆明へ飛び、この日の夜行列車で麗江へ移動する予定である。
昆明の空港で降りると市内までのリムジンバスがすでに廃止となっていた、実はこの空港はこの日が最後の運営日で郊外にできた新空港が明日から営業を開始するらしい、困った私に英語も話せない係員が必死にタクシーと言いながらタクシー乗り場まで同行し、タクシー係員に私の行先(昆明駅)を告げてくれた、非常に感謝してます。

無事、昆明駅に着いたら先ずやることはこの日の夜行寝台列車の手配である。

先ず駅の上写真のような電光掲示板で希望の列車の空席状況を確認することである
一番上に出発日、左から列車の番号、行先、出発時間、席の種類(軟臥-1等寝台、硬臥-2等寝台、軟座-1等席、硬座-2等席)と残数である


写真のような窓口で並んで切符を購入するがかなり割り込みがある、切れないで静観するのが無難だと思うけど?

余談だが、中国人は列に並んだりとか順番を守らない人が多い、コンビニのレジで清算しようとしたとき突然横から若い女子の品物が出てきたり、バスのチケットを買うときやっと自分の番が来て窓口に近づこうとしたら、突然割り込みが来たのでとっさに手で相手を静止したこともある。
 
 6月27日
  列車番号
  麗江
  硬臥(下)

因みに私は上記の事を書いたメモを見せて切符を購入した。
硬臥は上・中・下の寝台があり、下段寝台が少し料金が高い、軟臥は2段である。
窓口は全く英語を話せない係員が多いので結構神経を使うが、時々モニター画面を見せて確認させるので少しは安心かなと!
それと中国では列車の切符を買うときは身分証明書の提示が義務付けられているが、この時係員が漢字のメモを見せてくれたが何のことか判らづ、係員も近くの人に英語名を聞いてやっと係員からパスポートの言葉が出てきて理解した。

22時28分発の切符を購入した。
出発まで時間があるので昆明市内を散策する。
因みに昆明市は人口500万強の雲南省の省都である、近代化の流れで先ほど記述した新空港ができたり、昆明駅前に集中してた長距離バスターミナルも東西南北の郊外4か所に分散されたり、今まさに地下鉄の工事が真っ最中である。
また市の中心近くにある昆明老街の古い建物も壊されていて、あと5~10年もすると写真のような建物もなくなってると思う。
    

さて寝台列車で麗江へ移動だ。
荷物の検査を済ませて出発待合室へ入るとかなり広い!コンビニやレストランもある!
それにあちこちに電源差し込み口があり、そこで充電したり、PCをやってる(もちろん無料)人がいる。
      
          2等寝台室の状況
因みに下段ベッドは取れず中段になった、座ると天井に頭がつく!下段は頭がつかないだから高いのだ。


6月28日 世界遺産の街、麗江到着

2012-07-29 | 中国雲南省6/26~7/1 

早朝、麗江駅到着
   




















電車を降りると突然、目の前に玉龍雪山(標高約5600m)が飛び込んできた
山頂に白い雪が見える、この時期頂上まで見えるのは珍しいとか
                  
                麗江駅構内の下車風景と列車
麗江駅は最近できたらしい、今まではバスが主要交通機関で、着々と中国奥地も開発が進んでるのを感じる。

さて、とりあえずバスで市内まで移動すること、どこで降りたらいいのかわからないが乗客の動向を見ながら感で下車した。



余談だが旅に出るときはG-SHOCK腕時計のベルトに付けた小さなコンパスを利用してナビゲートをしてるが、これが非常に活躍してる、非常に助かってる、実はこれはカンボジア旅行中にマーケットで1ドルで手に入れたものだが、もっと負けてくれと言ったら、これ以上どうやって負けるんだと反対に返されたのを今でも苦笑しながら思い出す。



古城入口到着! 古城散策開始だ!写真撮りまくるぞ
     
        古城入口付近                   四方街広場付近                     新華街 

    
   新華街         古城散策 
写真取りまくると意気込んだが、だんだんと商業的な街の雰囲気を感じトーンダウンした。            
 
これは個人的に感じたことだけど、旅行中、中国人が道路につばを吐くのを男女ともよく目にする、とくに女性のつばを口にためるすごい音を聞くと一瞬たじろぐ事もある、バスの中では座席前に小さな袋があるがよくこの中につばを入れてる。

古城内のユースホステルに宿泊した。
探すのに苦労した、最後は地元人に尋ねたら親切に教えてくれた。
   宿泊先入口付近

夕方近く古城散策
   観光客が増えてきた、この後人混みも尋常ではなくなる、9割以上が中国人民だ 外国人は肩身が狭い
この人民の人混みはこれからの観光地でも常に付きまとう事になる、世界第一の人口と第二の経済大国だ!半端じゃない!頭が痛い


世界遺産麗江古城を散策しての感想だが、著しく商業化が進み、古い街並みもかなり作為的を感じる、これはベトナム・ホイアンでも感じたことだがここはそれ以上だ、束河古鎮も同じだ。
夕方、尋常ではない人混みの中、ナシ族の写真のような衣装を着て民族踊りを披露するイベントがあった。
また、新華街の水路わきに広がる古い家々からは競うように狂ったようにうるさい音が爆発した
実はこの古い家のほとんどがカフェバーで夕方からライブが競って始まるようで、この音が半端じゃない、世界遺産でこのようなことを毎晩やるのはさすが中国
因みにカフェバーの客は100%中国人民なのだ。

私は夕方になると四方街広場で大理ビールを飲みながら人混みを眺めてる。
これから大理ビールには大変お世話になる。 ありがとう!

 


6月29日 玉龍雪山風景名勝区

2012-07-28 | 中国雲南省6/26~7/1 

 白水河

麗江から乗合タクシーで玉龍雪山景勝区へ行った。
中国の観光地では入場料以外に景勝維持費、保護費の名目に高い料金をとるところが多い、今回も景勝区入場料以外に麗江古城保護費をとられた、長旅パックパーカーには非常に痛い。

さて景区内に入りここからは単独行動だ、他の客は中国人ツアーが圧倒的だ。
最初のバス乗り場を間違えたらしい、周りの人が中国語で説明してるがさっぱり分からない(中国人は親切だけど言葉がわからない外国人に構わず中国語で話する)、それを見かねて英語のわかる中学生ぐらいの子供を連れてきたお陰で難を乗り越えることが出来た。
その後この子は日本語もできると言って日本語で話しかけてきた、“早く言えよ”と思ったが同時になんちゅう子だ、中国パワーを感じた。

     
入口付近から雪山                                                           白水河

         白水河を電動カートで移動する
               民族衣装の女、イベントっぽい          
移動は電動カート、無料だと思い込んで乗ったら1回目は何事もない、2回目に堂々と運転席の横に座ったら降りるときに回数券が必要だと言ってたようだがしかとした、3回目はさすがに中央辺りに座ったがやはりばれてしまい、運転手の女に中国のおしかりを受けた、これ以上は現在の日中関係を考えると乗るのをやめた。

夕方近く、もっと自然な古さを求めて古城周辺を散策した。
      
                                                          古城の屋根群が見える   

                 夕方、あちこちの店頭で気合いの朝(夕)礼が行われる、これまた中国
民族衣装を着た女性、自然に見えた

          古城から雪山を望む
井戸が3つに分かれていて、上流が飲み水、中が野菜など食物を洗い、下が洗濯用になってる

夜、家族に連絡を入れる、勿論ヤフーメールだ。
中国で泊った宿はどこも無料のネットPCがあるが日本語変換環境はないのでアルファベットで入力するしかない。
それと画面1枚変えるだけで、腕組みするほど非常に待つ、とくにヤフージャパンになると顕著になるような気がした、これがよく聞く情報統制か    


6月30日 シャングリラへ移動

2012-07-27 | 中国雲南省6/26~7/1 

シャングリラ チベット族

朝、麗江高速バスターミナルからシャングリラへバスで移動
     
バスターミナルの切符窓口が英語で答えたので一瞬ビックリした、バスを利用する外国人が多いからだろう、列車の切符を購入するのはかなり根性だ、日本人は漢字の意味が何となくわかったり、書いたりできるけど欧米人には異次元だ、この旅行中、駅で欧米人は殆どみかけない。
バスは悪路をどんどん上っていく、山の景色が変わってきた、かなり切り立った山々だ(山水画にでてくるような)、で上ってる人もかなりいた(いつ着けるのかなと個人的には心配した)、山を上り終えると草原の世界だ、これがシャングリラだ!

途中かなりの道路工事を見た、政府政策一環の地方インフラ整備だ、高速道路だけでなく鉄道も建設してるように見えた、まさしく経済大国
このような道路や鉄道が出来ると、また観光人民が流れてくる、麗江のように、頭が痛い

シャングリラ到着

バスで一緒だったスペイン人と共に歩きで古城を目指した。
我々は漢字を見て大体の意味が分かるが(それが災いして中国語を覚えようとしない)、漢字が分からない欧米人は 逆に中国語を必死に覚えようとする、そうでなければ中国の長旅に負けてしまう。
共のスペイン人も片言の中国語で道を聞いたりした、いやー感心だ!
   
古城に到着
麗江に比べたらかなり小さな街だ、左側の写真は今回お世話になるユースホステル。
さすがに此処では欧米系パッカーが目立つ、今までは中国人観光客にまぎれて分からなかったかも?

自転車で郊外散策
   

   
走行中に体調に異変を感じた、疲れやすい、大した坂もないのにおかしい、60歳になって年のせいだと思ったがそれでもおかしい
もしかして高地のせいだと思い始めた。

実はシャングリラの標高は3,276m  麗江2,400m  大理2,020m  昆明1,900m
この地域を旅して私が泊った宿はすべてエアコンがない、昼間は一時的に暑い時もあるが朝晩は涼しい、長袖が必要な時もある、因みに昆明は春城とも言われていて1年通して過ごしやすいらしい、今回この地域を選んだのもそれが理由の1つだ。

ナパ海へ向かう途中、雲行きが悪くなり、雨が降りそうなので街に引き返した。
   
シャングリラ市内、ここは中国を感じさせない。

 宿の廊下で休憩だ、ここの大理ビールは柄が別バージョンだ。
突然夜が全く寝れなくなった、麗江でも兆しはあったがここにきて完全にきたようだ、不眠の苦しみが!
この日は気付かなかったが、後でこれは高山病の一種ではないかと思った。