コメントでサツマイモの保存方法についてご質問をいただきました。
畑でお会いする方からもサツマイモの保存方法を質問されることがありますので、記事にして
お返事させていただきます。
私のサツマイモの保存の流れは以下の通りです。
私は千葉県の内房線沿線に住んでおり、自宅は南向きの日当たりの良い場所にあり、玄関は東に向いていて
午前中2時間くらい日が差し込みます。
また、冬季において室内が10℃以下になる場所はありません。
又、サツマイモの品種は、ベニアズマ、紅はるか、シルクスイート、紅まさり、安納芋です。
1.サツマイモを洗ってコンテナに収める(水道水のシャワーをかけて泥を落とす)
2.洗ったサツマイモをコンテナに入れたまま乾かす。(イモの表面は土の粉が薄く残っている程度)
3.貯蔵前のイモの選別
傷の大きいイモ、痛みのあるイモを除外する。
ついている蔓は、乾くと他のイモを傷つけることがあるので、5ミリ程度まで切り詰める。
注2:イモの両端は切り詰めない。切り詰める場合は出荷の袋詰め時に行う。
4.サツマイモの貯蔵・保管(11月~翌年3月くらいまで)
4-1)イモはコンテナに入れたままドアが東側に付いている玄関に積み上げる。
注3:安納芋は玄関ドアに近いところに置かず、日が差し込まない玄関から続く廊下側に置く。
4-2)室温が10℃近くになる場合は、穴を開けてない段ボール箱に詰めて(紙で巻かない)階段の
踊り場に積み上げる。
段ボール箱は軽く蓋をする。(テープで止めない)
注4:安納芋は暖かいと芽が出やすいので、段ボール箱の蓋はしない。
注5:段ボール箱に入れると寒さと乾燥が防げるが、サツマイモの呼吸熱がこもって芽が出やすくなる。 注6:ベニアズマは私の知っている品種の中では一番寒さで傷みやすいので、ここ5年くらい
栽培していません。
注7:段ボール箱での保管は、まだ気温が高いうちに始めると芽が出てしまい、イモが消耗しますので、
10℃近くになってからにして下さい。
ご質問を下さったミヤ様へ
このブログをご覧いただき、まことにありがとうございます。
又、ご質問もありがとうございます。
回答を記事にしましたのでご確認下さい。
それで、「土付き」とありましたが、必ず水道水のシャワーで洗って下さい。
また、傷のあるものを保存していないでしょうか?
傷や虫食いがあっても「癒えている」なら問題ありません。
発泡スチロール箱は使用したことがないので、適正な条件はお答えしかねますが、段ボール箱の方が
結露しないので良いと思います。
新聞紙で包むのは傷防止には有効ですが、20キロなら5キロずつくらいに分ければ新聞紙で包む
必要もないと思います。
-以下、いただいたコメントからの引用です-
こんにちは。10℃以下になった気温の長期保存方法を教えて下さい。(毎日300gを食べていきます。) 土付き20キロ
去年はダンボールにさつまいもを新聞紙に包んでシンクの下に入れたら、腐ったものも出ました。
家では暖房はコタツだけなので、どの部屋も寒い気温なんです…
Google検索で、片っ端から保存方法を見ましたが、ダンボールに新聞紙で暖かい場所。
寒い地域は、発泡スチロール。という記事でした。
去年、台所にそのまま置くより、シンク下がいいかと思ったのでダンボールに新聞紙で置いたんですが腐ったので、今年は発泡スチロールで台所に置く方法に変えた方がいいかと思って思案しています。
ネットで検索したら、発泡スチロールに新聞紙で包み入れる。という記事と、
発泡スチロールで保存したら、水滴が付き腐った。という両極端の記事がヒットして困惑しています。
穴を開けたか開けてないかで違ったのか?
穴の大きさや、何箇所くらい開けたらいいのか教えて欲しいです。
お忙しいところ申し訳ありませんが、お返事宜しくお願いいたします。