腋窩(わきの下)での体温を測る際の留意点
- 体温計を挟む前に汗を拭く
濡れていると正確に測定できない - 片麻痺がある場合は、健側で測定する
患側は血液循環が悪く代謝も低いため、体温が低くなりがちである。また、利用者が側臥位になっている場合、特に下にした部位での測定では体温が低くなる - 腋窩の中央より前寄りに、下方からくぼみに向かって差し込む
体温計の先端部が皮膚に密着しているかどうか確認することが必要である。動脈に当たるように差し込む - 自分でできない場合、検温している側の腕を介護職の手でしっかり押さえる
痩せている利用者の場合、皮膚を密着することが難しいことがある - 電子音が聞こえないことを想定しておく
鳴る前に取り出さないように注意する
非接触型、予測体温計は、誤差があることに留意する
腋窩熱より口腔熱、口腔熱より直腸熱の方が正確に体内温度を測定できるが、不快感もあるので注意。耳腔内は耳垢によって正確に測定できないことがあるので注意。
体温の基準値は36.0~37.0度。平熱は個人差がある
時刻や環境によって体温は変化するので、常に同じ時刻に同じ部位、同じ環境でで測定すること
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