謹賀新年 2006年よく聞いたCDとあわせてつれづれと

2006年よく聞いたCDとあわせてつれづれと。(文中順不同敬称略)


渡米50周年日本公演　穐好敏子
この録音の前日のライブを聞きに行きました。
惚れました。
ハンクジョーンズさんとジムホールさんも聞きに行きましたが
このお三方には心から脱帽です。それどころか土下座したいです。
音楽へはもちろん、全てのものへの愛を感じました。


演奏で参考にしようとしていたのがこれらの9枚のアルバムです。
ESP / Miles Davis
Bye Bye blackbird / John Coltrane
Portrait in jazz / Bill Evans
Bass on top / Paul Cambers
ぐいぐいハイテンションな演奏をしたいときはこの辺のアルバムをイメージしてやりました。

Shades of Jade / Marc Johnson
the State of the tenor / Joe Henderson
Lush life / Joe Henderson
waltz for debby / Bill Evans
All alone / Ron Carter
ゆったりリラックスしたり、
優しい演奏をするときはこれらのアルバムを参考にしようと思っていました。


Island Virgin / Essential Ellington
Pianist 渋谷毅さんのリーダーバンド
何日でも聞いていられる優しい演奏です。
発売日に買って一週間車の中で掛けっぱなしでした。
Ds外山明さんも惚れ直しました。

Metheny / Mehaldau
Times is of the essence / Michel Brecker
The Way Up Live / Pat Metheny Group
ジャンルの境界、つまらない攻撃や差別、テクニックの限界といった、
音楽にかかわる壁を軽々と超える素晴らしい作品だと思います。

Live '66 / Bill Evans
Standards 2 / Keith Jarret
Eddie Gomez Gary Peacockが弾いているDVD、達観している感じがたまらんです。

上記以外で今年ライブをみて鳥肌立った覚えがあるプレーヤーは
他にもたくさんいますが
Geoff Keezer Piano (Jim Hall Duo　Chiristian McBride Band)
John Scofield Guitar
Chick Corea Piano
川上さとみ Piano
白崎彩子 Piano
Ron Brake Sax [Chiristian McBride Band]
Ravi Coltrane Sax
でした。
機会があればぜひ一度聞きに行ってみてください。

年末年始は久しぶりに3連休が取れたので、
Miles Davis[Tp] Wayne Shorter[sax] Joe Zawinul[pf]の
評伝の本を一気読みしました。
あらためて、音楽を今までより少しだけ広い視野から
見直すことができたと思います。

また、以下は特にショーターの本を読んで強く感じたことですが。
これは音楽の世界だけに限らないことですが、
世の中には、自分も含め、多かれ少なかれ、
また、故意にしろそうでないにしろ、
自分の欲、エゴを満たすために、
簡単に周りの人を攻撃、中傷、差別したり、
自分の強さ、知識の豊富さ、雄弁さを誇示したり、
嘘をついたりしてしまう癖のある人が、
本当に悲しいことに多いと思います。
そういったものに負けて、
自分も同じようなことをしてしまう人間にならずに、
強く優しく生きてゆきたいと、
この年の始まりにあたって改めて感じました。

音楽のいいところは、人の心を豊かに、幸せにできることだと思います。
少しでも周りの人にそう感じてもらえるよう、
ことしも頑張ってゆきたいと思います。

長文を読んでいただいてありがとうございました。
最後になりましたが、今年も皆さんにとってよい年でありますように！