八月十五日 終戦記念日である。ボツダム宣言を受け入れ、日本の全面降伏となった。
私は5歳と11ヶ月、天皇のラジオ放送を聞いたのか、聞かなかったのかよくわからない、もちろんラジオなどない。
7月9日の和歌山空襲で焼け出され、命からがらであったが家族は全員生き残った。
父は戦地からまだ帰っていなかった。その後の生活が大変であった。よく生き延びてきた。
67年経った。この間、日本は戦争でよその国の人を殺したことはない。殺されたこともない。
憲法第9条の持つ意味を再確認したい。
アメリカの行う無謀な戦争に側面から援助し、間接的な戦争への参加はあった。
これは日米安保条約による強制である。
今日の正午、黙祷だけは捧げよう。
夏の海 水兵ひとり 紛失す 渡辺白泉
戦争が廊下の奥に立っていた 渡辺白泉
浮浪児昼寝すなんでもいいやい知らねえやい 中村草田男
(浮浪児 今風に言えばホームレス、戦争で家族を失い家を焼かれた子供たち、都会にあふれていた)
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