イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

犬猿の仲

2006-04-18 | 2006年度(1/13まで)
 犬と猿が本当に仲が悪いかは知らないが、不仲で感情的になる関係を犬猿の仲という。55年の人生を振り返ると、いろいろ思い当たることがある。
 まず、不思議なことに相手を嫌いになると、相手も私のことをより嫌いになるように思えること。また、一時は好ましく思っていた相手ほど嫌いになると、より深く亀裂を生じ、憎しみあうこともあること。そして、嫌いという感情も湧かない、一見平穏なときこそ、人生の危機の時であったということ。
 どうしても嫌いだ!という感情は強烈である。嫌いだという感情を制御できない自分を感じ、さらに嫌悪の感情は高まる。悪循環である。
 意外と悪循環から脱却する方法は、自分は相手を嫌っていると客観的に認識すること。感情と思考・行動を別に考えられる余裕があれば、より良いことがあると思う。そして、最後は人間観という哲学の領域かもしれない。