イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

2006-07-13 | 2006年度(1/13まで)
 夕方激しい雨が降ったあと、狐の嫁入りで、強い陽が差し込んだ。丁度車の中に居たが、綺麗な虹がかかっているのを見ることができた。
 
 虹を見て、私はいつも嬉しくなる。大げさかもしれないが、生きていることに感謝する一瞬である。音もなく、消えていく虹の特性をいろいろネガティブに云う人もいるが、私は虹が消えることを空しく感じない。一瞬でも天国を感じることは本当に素晴らしい。


霧の中

2006-07-13 | 2006年度(1/13まで)
 先日の御殿場はあいにく天候に恵まれず、富士山は見られなかった。山間の宿は霧の為視界が悪かったが、霧の合間からしっとりとした景色が時々見られた。

 霧は不思議な感情をもたらす。

 この感情の原型を考えてみる。7歳のころ、アラスカのパルプ工場から自宅に向かう、父が運転するトラックの中で霧に遭遇したときの感情のようだ。崖から落ちはしないかという不安感と、父がとなりに居るというちょっとした安心感。

 霧の思い出は他にもある。青年時代、東京、大阪郊外の山に登ったり、時には槍ヶ岳などに登った。その時山道で霧に会うことは結構あった。

 こうした、いくつかの霧に遭遇した時間と場所が、御殿場での霧を媒介に繋がる。霧はメビウスの帯のように、私をワープさせる。