イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

心の古傷に気づく!

2007-07-04 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

身体の古傷も大変であるが、心の古傷もいろいろ後で尾を引く。身体と違って、見えない分だけ性質が悪いかもしれない。しかも意識に登らない部分で、いろいろ影響を与えたりするようだ。

私の場合も、長年苦しんできた古傷があった。既に述べてきた話であるが、6歳のときに通学途上で幼友達が眼の前で、交通事故で亡くなった傷である。

そのときの傷の影響は直接的、間接的にあった。直接的には、幼友達を撥ねたオートバイは大人になった現在でも一度も乗ったことがない。自動車さえ、50歳のころまで仕事上に乗らなければならなかった時期以外は運転はしなかった。車嫌いは、サラリーマン時代には具体的にハンディとなったこともあった。

間接的な影響は、ある状況化でちょっと異常な不安感の拡大が起こった。自分がOK、他人もOKが健全なスタンスだと思うが。自分がOKでないが、他人はOK。といった自虐的な傾向。自分も他人もOKでないといった破滅的な傾向が、ふと出てくることがあった。

そうした、自分の古傷に気づいたのは、カウンセリングの勉強を始めたころからであった。しかし、その古傷がかなり自分の行動に影響を与えていることに気づいたのは、心の防衛機制の傾向を自己分析してからであった。

心のどこかに潜む、不自然で非論理的な思い込み、それなりの辛い経験をやさしく理解することで、癒されてくるように思う。

(気づき論5/5)

人気blogランキングへ <- 1クリック応援お願いしますね