イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

夕星

2007-07-25 | 第七章「光と復活体」

友人という言葉に、何となく躊躇いを感じるが、やはり彼は友人だったのだと思う。お会いした時間は短かかったが、不思議なご縁に包まれていたように思う。

彼は、今月の初め異国の地で48歳の若さで帰天した。宣教師として、ブラジルに派遣されて一時帰国し、戻る途上での出来事であった。

5月にお会いできる予定があり、楽しみにしていたが、用事ができてお会いできなくなったのが本当に悔やまれた。

最近まで、インターネットを通じて、お元気そうなやり取りを拝見したり、メールをいただいたりしたのが信じられない。

その彼が、バトンを通じて、好きな画家として東山魁夷氏を挙げられていた。私も好きで昨年は、是非見たい絵があり長野県信濃美術館までその為に行ったりした。

一番見たい絵は、東山魁夷氏の1999年の遺作、「夕星」であった。湖の前に木が四本あり、その上に宵の明星が輝いている絵である。残念ながらその絵は当日展示されておらず見ずじまいであった。

昨晩、四谷で夕方に宵の明星を見た。地平線に近いところに輝いていた明星は、あの夕星のようであった。

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