イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こころの静けさ!

2007-11-12 | 第十章「今ここでの恩寵」

 50歳台後半に突入して、時々知力、体力その他の衰えを感じることがある。若い頃、30代、40代のころであれば、衰えていく自分を受け入れることは、恐らく出来なかったと思う。

 今の自分は、意外と静かにそういった自分を受け入れ始めているところがある。人生の秋、そして冬。死。

 勿論、私はカトリック信徒であるので、死の先に春を想うところがあり、日本人の平均的な死生観でないかもしれない。ただ、老いは、今まで出来ていたことが出来なくなるという、世界であることは変わりがなく、やはり何処か寂しいものである。

 ただ、その事実を静かに受け入れるとき、何かが見えてくる気がする。

 人生の盛時に、華々しい自他共に認める成果を出すことで、満足することも良いと思うが、朝目覚めることが出来て感謝、ご飯を食べて感謝、お風呂に入ってまた感謝という世界もあると思う。

 ハナミズキは春に美しい花を咲かせるが、今は秋に赤い実をつけ、どこか重厚な葉を落とす様が好きである。秋のハナミズキを味わえる今に感謝である。

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