イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

大嫌いな人を少し好きになる方法!

2008-06-28 | 第七章「光と復活体」

 5月から月に一度、江ノ島の近くの腰越というところに出かけ、カウンセリングの勉強会に参加している。写真は今月行ったときのもので、天候が悪く、高い波が押し寄せていた。

 暗い感情は、微かな不安からスタートし、次には怒りへ発展する。ただ、この怒りの感情も、怒る自分をそのまま受け入れ、その怒りを自分で傾聴すると思いがけない発見がある。場合によれば友好的感情に移れる。

 昨日は、「生き甲斐の心理学」のテキストに従って、嫌いだと思う相手について、ノートにその理由を正直に書き連ねてみた。5-6行書くと、大体書いたかなという気分になり、それをのんびりと読み返してみる。

 確かに、嫌いなのも無理はないなと優しく受容する。さらに、背後にある、考え方、私の常識を考察してみる。面白いほどに、自分の相手に対する期待があぶりだされる。こんな理想領域をもっていたのか、好きになれるはずはないと変に感心する。

 そして、さらに何でそんな考え方が生まれたかを思索する。ここで人間をどう観るかが本当に重要だと思う。身体、こころ(成育史からなる)、魂。この三つの要素を考えてみると、身体が嫌っているところ、成育史上に身につけた自分の常識が嫌っているところが判る。愛そのものの魂は、決して嫌っていない(そのように定義したからかもしれないが)。

 こうしたプロセスの中で、怒りを友好的感情に少しでも転換できればと思う。

 蛇足になるが、魂をどう考えるかは、プラトンをはじめ多くの学者や哲学者、宗教家が考えてきたテーマである。日本人の祖先も考え、現代の世界保健機構WHOでも魂のケアについてのべられている。日本でもターミナルケアやスピリチュアルケアへの関心は高くなりつつあるが、もっと真剣に議論されて良いと思う。私は、カトリックの神学者J・ドージャ氏の「神のめぐみとは」(カトリック全書23)を愛読している。

<海1/4>

人気blogランキングへ <- 1クリック是非とも応援お願いします!