イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

秋の夜長、読書の秋・・・

2008-10-23 | 第十章「今ここでの恩寵」

 40代の時に、地方で仕事で関係していたAさんと久し振りに会い、親しく話をしたことがある。特に自分の仕事のことなどであったが、Aさんが仕事で自分をモチベートすることが大切だ。そのために・・・など。モチベートするという言葉を使ったのを、不思議な気持ちで聴いたことを思い出す。

 モチベートとか、インセンティブとか、何となく馬と人参のことを思い出し、理屈としては判るものの、何かうらさびしいものを感じてしまう。自分をだましだまし、何か(仕事)をやっていくのは、できればやりたくない。そうは言っても、やらなければならない時も当然ある。

 できれば、自分で本当に納得できることを見つけて、それをやってみたい。ただ、それが期待どおり、うまくいくとは限らないのも世の常である。正念場という言葉があるが、人生の節目で、そういった体験にぶつかるようだ。

 正念場では、人との出会いなど、不思議な流れの中で、意外な展開に向かうことが多いようである。人智をl越えた何かが働くように思う。もうひとつは、経験の蓄積の中で、何かが結晶するようなこともある。自分の場合は読書により、人生が変わってきたというような経験もある。

 5-6月ごろからの読書の傾向は、日本の古典(源氏物語など)、歴史(古代から中世)などである。妖怪などにも興味が出てきた。「生き甲斐の心理学」を自分にとって掘り下げていく中で、どうしても避けて通れない何かがあるようにも思う。

  たとえば、今読んでいる、杉本苑子さんの「散華」(紫式部の生涯)、紫式部はどういう人だったかが、興味の中心であるが、当時の風俗や世相なども日本の原型のような気がして楽しい。また水木しげるさんの「今昔物語」、1000年前ごろの話ではあるが、自分のこころがしっくりする物語でもある。

<アイデンティティーの統合3/4>

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