イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人生の危機とは・・・

2009-06-20 | 第八章「魂と聖霊」

 人生の危機とはどういう時をいうのだろうか。

 病気や災害など身体的な危機。近しい人の危機。降ってわいたような危機は、確かに大変で苦痛を伴うが、意外と何とかなっていくようにも思う。勿論、自分一人ではどうしようもない世界で、何とかなっていくのはとても神秘的な過程であるが・・・

 自分の業・罪深さを知ること。これはどうだろうか。自分の人生の大きな転機になるようであり、一番の危機といってもある意味で良いかもしれない。

 神話や昔話の世界を見ても、例えば、見てはいけないとか食べてはいけないいう禁止を破り、大切なものを失うという物語がある。日本神話だけでなく、様々な神話などに語られている。ひょっとすると、数万年以上の現世人類の深層に流れている物語かもしれない。

 わかっちゃいるけど、やめられない・・・そんな、人間の業。それも、特殊な他人の話ではなく、自分にも業があることを身近に感じること。

 人類の遥かなる歴史に刻まれている、業の問題。その解釈の仕方ひとつで、人生は大きく変わる。どれが正しい解釈かは判らないが、誰でも、伝統宗教や哲学の中から一つを選び、信じることで解釈を進めることができる。

 自分が、表層の上着を脱ぎ、罪深さを真に知り、神の有難さを知ったのは同時だったかもしれない。

<危機の時 3/4>

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