人生に一度くらいの、大きな感情の傷もあるが、日々の生活の中でのちょっとした傷もある。
初孫が家に来て、新しい闖入者に驚いて飼い犬が吠える。五感から来るちょっとした閉塞感。吠えずに迎える愛犬を期待していたのに、裏切られたようで、それが暗い感情を起こす。
そんな些細なことで、意外と日々の中に隠された危機を意識化するきっかけになることもある。
人の活動は、思考・行動・感情で成り立つが、そのうちこころが傷つくのは感情だけであることをU先生から学んだ。「生き甲斐の心理学」を学ぶ前は、思考・行動は大切にしても感情は、できれば無い方が・・・位の認識であった。
しかし、感情は、自分のこころの眼のようなもので、それを感じ、その意味を考えることは、思考・行動を清々と動かすためにも必要なことのようである。犬が吠えて、いらっとして意外と全く違う問題に気づく。
こころの柔軟性が失われている原因・・・そんな風に考えながら、自分のこころの健康状態や生き甲斐に想いを寄せる。雨の日曜日も良いものだ。
何となく無味乾燥だった赤いバラが、今は魅力的になってきた。
<危機の時 4/4>
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