イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

日本の文化という壁・・・

2009-06-27 | 第八章「魂と聖霊」

 イザナキの冥界探訪問でのイザナミの恥辱と怒りと別れの話。読み継がれている源氏物語での浮舟の宇治川に身を投げるまでのこころの動き。沖縄線での女性も含めた集団自決。そして、この十年続く日本人の自殺者の30,000人突破の事実。 

 日本の文化、日本人の深層を流れるものは何だろうか。戦後、外国のある学者から恥の文化と言われたが、その本質は最近の激変する社会の中でもさほど変わらないかもしれない。

 一方、レオン・パジェスの日本切支丹宗門史を読むと、女性も含め磔刑後、一年以上刑場にそのまま晒される、みじめな処刑にも関わらず、殉教を遂げる人たちもいた。恥の文化では説明つかないケースも確かにある(恥の文化なので、そのような残酷な処刑方法となったのかもしれないが)。

 先日、雨の中を歩いていると、百合の花が綺麗に咲いていた。はっと思い写真を写したが、家で良く見ていると、花の中に転々とアリがいた。

 雨の中、ちょっと不思議な気がした。

 いつの間にか自分の中にも、身体の一部のようになっている日本の文化。それも関わらず、コツコツと活動することで、明るい希望が差し込むことを祈りたい。解釈が変わると世界が変わるということもある。

<死の問題 4/4>

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