昨晩は、「五感で観る」のTERESAさん、「こころの羅針盤」のヨハンナさんがブログで教えてくださった「西の魔女が死んだ」を観た。
この作品は、本当に魂(愛)を信じて見える世界だと思った。魔女とか現代の日本人に受けいられるようなフレーバーで語られているが、とてもまともな映画である。
森、山の中で暮らすというのは、日本人の何かを呼びおこすのだろうか。日本人にとって、海と山は特別な領域のようだ。日本神話でも、ウミサチビコとヤマサチビコがでてくる。こころの故郷なのだろう。
感動的なシーンがいくつかあるが、とても考えさせられた中に、不登校で祖母の元で暮らす「まい」が、近くのゲンジとのやりとりの変化がある。
初対面で「まい」が全く受け入れられない、嫌いであるゲンジ。それが、最終場面では、こころが通い出す。「嫌い」という存在が、少しずつ変わっていく。西の魔女の訓練の成果なのだろう。
信じることで、嫌いという感情が変化し好きに傾いていく。覆水盆に帰らずという言葉も一つの真実であるかもしれないが、愛の訓練の中で嫌いを好きに変えていくこと(許すこと)もできるのだと思った。
神でなく、人間であっても。
<多様 3/4>
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