イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

信じることで見える世界!

2009-07-18 | 第八章「魂と聖霊」

 16世紀にヨーロッパから、ローマン・カトリックを中心とする宣教者が沢山来た。その時、バチカンに送った報告書などは、当時の幅広い日本人の在りよう(私の祖父母も、きっと生きていた)を知る貴重な資料である。

 1557年のある報告の中に、「たいていの日本人は、太陽と月を生きてるとみなし、存在しているもっとも高貴なカミとみなしている。・・・」(イエズス会宣教師が見た日本の神々 ゲオルク・シュールハンマー著 青土社 134P)

 太陽や月に神妙に手を合わせる、祖父母たちを想う。

 私の勉強している、生き甲斐の心理学の中の勉強の一つは、信じて見えるもの(例えば愛を信じてなど)、信じて見えなくなるもの、の研究がある。信じる体系や哲学そのものは研究対象ではなく、それを前提に、信じるということで起きる心理現象を研究する。

 祖父母たちは、当時何を見たのだろう。今、私達が見えなくなった何かが見えたかもしれない。

 因みに、卵は日本書紀のはじめの世界の始まりの記述にも出てくるが、中国の盤古神話にも出てくる。当時の祖父母にとっても特別な意味があったかもしれない。

<旅は道連れ 7/8>

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