イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

狭い道でゾッとする!

2009-08-19 | 第九章「愛」

 夏休みが終わり、先日八王子での仕事場に行くときに通り馴れた路地裏で、忘れられないような恐ろしいめにあった。

 一方通行の狭い道だが、白線があり歩道の部分を歩いていた。前からは杖をついた女性がこちらに向かって歩いてこられる。無意識に、道を開けようと右側に身体をずらそうとした瞬間、背後から猛スピードの自動車が、ほとんど数センチの間隔で自分を抜き去りそのまま立ち去った。抜き去る時の風・感触が忘れられない。

 前方の女性が驚き、声をかけてくれた、何と言うことだと怒っていた。私も変にひょうきんに、「ああ、びっくりした!」などと呟き、そこで別れた。

 背後に何か気配を感じていたので、通常であれば右に大きく身体をずらすのを躊躇ったのかもしれないが、何が自分を助けたのかよく判らない。頭で考えると、ゾッとすることであるが、その怖さをどうもまだ実感していないようでもある。プロセススケールはまだ低のようだ。

 しかし、何はともあれ、難無きを得て、神に感謝である。想えば、自分がここまで存在してきたのも(人類の四十億年以上の生命の歴史を辿り)、確率論的に言えば殆どありえないことなのだから、余り驚くこともないかもしれない。

 ただ今思うと、メメント・モリ。隣に潜む死を想い、日々を大切にしろとの警告と受け止めよう。

(写真は田舎で川沿いの土手の上を自転車で通りがかるとき、草むらに映る自分の影を撮る)

<夏休みに考える 6/8>

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