イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

前兆を監視せよ!

2009-08-24 | 第九章「愛」

 40歳台とは、自分にとってどんな時代だったか?そんなことを想いながら、昔使っていた手帳(30歳台くらいからずっと捨てずに持っている)をパラパラめくった。

 特に40歳前半は、読書もほとんどせず、仕事中心の生活であったようだ。人生とは何かなど、余り考えることもせず。厳しい社会の中で毎日汗だくになっていた。生き甲斐を熟考することなく、日々忙しく生活していた。仕事人間であった。

 こころの健康はどうだったのだろうか?

 仕事が順調なときは、平安感が多く、また、自己肯定・他者肯定的な世界が基本的に堅持されている。

 日々のストレスが高まってくる(溜まってくる)と、自己否定あるいは他者否定の傾向がでてきて(不安の感情から怒りの感情に日常のストレスレベルがアップするためか)、周囲との摩擦も多くなるようだ。しかも、自分のそういった傾向を自分が知らない。問題が自分の方にあるにも関わらず、問題が外からくるように見える。

 さらに、ストレスが高まってくると、体調に異変が生じてくる(怒りの感情から身体症状のレベルにアップ)。家族と最近ストレスによる体調の変化の話をしたが、人それぞれの特徴があるようだ。

 私の場合は、眠りが浅くなったり、消化器の障碍に繋がるようだ。

 ストレスと体調の関係を自分で把握していれば、体調の変化から逆に、自分のストレスを熟考するチャンスが生まれるが、当時はそれに気付かなかった。健康診断の時に、自分の問題を始めて意識化することもあった。

 さらに、ストレスが高まる(現状に適応しにくくなる)と、身体症状のレベルから鬱のレベルに定式どおりアップするようだ。

 そんな中、不思議と回復した幸運もある。家族との旅行(小旅行)などで、五感豊な生活をすることが重要だ。奥多摩に行った時に、ドクダミの花とその独特の香りで、我に帰ったこともある。深層の心理は不思議である。五感は不思議である。

 生き甲斐の心理学では、数ある暗い感情を不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つに分類する。その存在と、自分の感情のレベルがどこを中心にして変化しているのかを知るだけで病理への前兆を知ることもできるようだ。

<今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 2/12>

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