イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

(人生の)しわを延すアイロンかけ!

2009-08-27 | 第九章「愛」

 先日、久しぶりにワイシャツのアイロンがけをした。

 家事の中で、人気のない仕事の最たるものであるが、アイロンがけにはちょっとした思い出がある。16年前に亡くなった父が、不思議にもアイロンがけをよくしていたということである。

 自分で納得できるアイロンがけをしたいからと言っていたことを覚えているが、ヨレヨレなものをきちんとする快感を一人味わっていたのかもしれない。

 さて、昨日も40歳台のころ(1990年代)の手帳を片手に、時間があるときにパラパラとめくり、当時のことを思い出していた。40歳前半のころである。体力的にも気力も、今とは格段に充実しているはずだったのに、ある時期から精神的に疲弊してくる(スランプ?)。

 そして、40歳半ばころに変局点があり回復してくる。徐々に回復しまたあるときを境に大きく健全になっていく。

 どういった、変局点があったかだが、ある時を境に、自分の人生のミッション(やるべきこと)とは何かとか、生き甲斐は何かとかを、青年っぽいかもしれないが時々深く考えるようになった事実がある。父の死もあったためか、自分の死についても考えた。

 勿論、当時なりに生き甲斐があったわけであるが、日々の変化の中で、それで良いのだろうかと考えることがよかったようだ。その時々の底に流れる、生き甲斐に対する不安。それを、時々ぼんやりかもしれないが意識化することが、こころの健康の面で大切なようだ。

 不安は理想と現実のギャップから生じると「生き甲斐の心理学」で勉強する。不安から、自分の理想と現実認識を浮かびあがらせ、それを検討していく。その試行錯誤が重要なのだろう。

 特に現在は、ベルリンの壁が落ちてからの大変化の時でもある。自分を見直す(不安を見つめる)、アイロンがけの時間は、余裕があれば大切にすべきだと思う。

<今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 3/12>

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