イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「生物学的人間観」を大切に!

2009-08-28 | 第九章「愛」

 今朝、某新聞を読んでいたら、日本人の自殺者が毎年30,000人を越えているという記事があった(ちょっと食傷ぎみであるが)。その中に、日本人の豊かさと暗い顔に対し、同じアジアでも、貧しいが明るい顔の子供たちが沢山いるという記事があった。

 U先生の「生き甲斐の心理学」を学ぶと、病理論の中で、食べる手段に関心がいく人の治癒率が、関心のない人より高いという事実を学ぶ。生物学的人間観は意外と重要なようだ。

 私が40歳台のころ、時代はバブルがはじけたり、ソ連が崩壊したりし、大きく変わるころであったが、個人的には物質的に豊な生活を送っていた。1995年には、会社からリフレッシュ休暇を貰い、家族でハワイに行ったりした。

 高価なホテルに滞在した旅行ではあったが、当時、思春期を迎えていた長女と口論し、せっかくの休みが大なしになったりした。また、子供たちと観光をしているとき、こちらに向かって 日本人へのあからさまな差別発言があり、追い打ちをかけることもあった。勿論、楽しい思い出もいくつかあったが・・・

 1995年ころ、今から考えると、自分のこころの健康はどうだったのだろうか?外見は良かったと思うが、こころは半分病んでいたのかもしれない。

 さて、2003年、長年務めた会社を退職した。その決断の中に過度の物質的豊さは不要だという意識があった。退職の結果、物質的は貧しくなりすぎた傾向もあるが(笑)。ただ、日々の生活を豊に送ることができ、そして生き甲斐が追及できるので幸せ感は増大した。

 因みに、家族のこころの健康状態も、退職後格段良くなったように感じる。

 昼から結構高価な外食を日常的にするサラリーマンから、手弁当も当たり前の介護・福祉業界も経験した。生物学的人間観を滋養する良き経験だったと思う。

 人生で、生物学的人間観を大切にするというオプションも大切なようだ。

<今更人に聴けない「生き甲斐の心理学」 4/12>

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