イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不親切も一流の教育のうち!

2009-11-20 | 第二章「五感と体感」

 最近、等価変換創造理論の勉強をしている。昔読んだ本を読み返したり、定例会の報告書のバックナンバーを読ませていただいたりしている。20歳台の時に夢中に読んだ本を30-40年の期間をおいて読み直すのも楽しい。

 その中に、市川亀久弥著 「創造性の科学」(日本放送協会)があった。最初の50ページ位が写真や図ばかりのユニークな本を読み、やっと著者の「はじめに」に辿り着く。その中に、何回も同じものを読んだりしていると、新しいことに気付いたりするので、創造的不親切も大切にしているという記述があった。

 今の世の中、ビジネス的価値観(時にはビジネス原理主義?)が浸透し、短時間での判りやすさが当たり前、時間がかかること、あいまいなことは嫌われてきたようであるが、最近は少し風向きが変わりつつあるのかなと思うこともある。

 さて、昨日も勉強会で、「生き甲斐の心理学」を勉強した。このテキストは、U先生が書かれた147ページの本で、初版が2005年3月であるが、良い意味での創造的不親切にあふれた本である(このブログの左にアマゾンドットコムとリンクできる写真あり)

 こころの問題は微妙であり、かつ教育も、お仕着せの判ったつもりになる浅い知識ではなく、自分の体感で判る必要のある勉強なので、ちょっと何かなと思う箇所が多くなるのだと思う。

 5年近くこの本(とU先生に)に密着していると、「読書百遍意自ずから通ず」の意味が判ってくるが、それでもまだまだなようである。

 先日、上野の博物館で素晴らしい芸術に触れた後、見た噴水。夕焼けが迫り、池に映る姿は神秘的ですらあった。上野の噴水も今まで何回も見たが、これも新しい発見であった。

(「五感から」 4/16)

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