イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人間でしかできない聖なること・・・

2010-01-17 | 第三章「無意識の世界」

 昨日、地下鉄に乗った。長い座席(7人掛け)の真ん中当たりに座ることができた。段々混んできて、しばらくすると前の座席はすべて埋まってしまった。ちょうど正面にコートを着た白髪の紳士が座っていた。

 ぼんやりとしていたら、その前の紳士が突然立ち上がり、左のほうの扉近くまで3-4メートルつかつかと進み出た。そこに杖を突いて立っていた老女がいたが、一言二言話しかけたと思うと、手を引いて3-4メートル先の自分の席に招き座らせ、席を譲った。

 私など、遠くで気づきもしなかったのに、その紳士は気づき、そして親切にも手を引いて席を譲る。それも、とても自然に・・・。

 世の中は邪悪なことに満ちていたりするが、こうした心を洗われるような行動ができる人も身近にいるのだと、感じ入った。聖なるといってよいほどの、道徳律とそれを実践できる人の存在。人は神の似姿。そんなことを想ったりした。

 そんな感動したせいもあるのか、昨日は、人間とは何かがひっかかり、本屋で2冊本を衝動買いしてしまった。一冊は「ゲノムと聖書」。もう一冊は「眼の誕生」。

(生き甲斐の創造 14/15)

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