イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

宇宙をより知り、幸福な気分に!

2010-01-20 | 第四章「愛とゆるし」

 私は1951年生まれであるが、今まで生きてきて、いろいろ新しい科学的真理の情報に触れることができ、楽しくなる。

 その一つは、宇宙の起源である。小学校、中学校と地学部で天体観測などに興味を持ち、宇宙の起源にも興味をもったが、当時は宇宙の定説はなかった(始めも終わりもない宇宙、拡大収縮を繰り返す宇宙・・・)。高校生の2年生ころに、ニーチェの永劫回帰説を知ったが、これは同じことが繰り返して起こるという宇宙観で恐ろしく感じたものであった。

 その後何十年かたち、再度宇宙の起源に興味を持つようになった。自分の成育史、自分の祖先・・・そのように遡って勉強しているうちに、宇宙の起源は・・・というところに行きついたからである。自分を形成する分子、原子、素粒子・・・その起源でもある。こころの問題を勉強していると、自分のこころの基盤がより切実に必要とされるということもあったのかもしれない。人間観・世界観である。

 現在の宇宙起源論では、仮説の看板はまだ下ろしていないようであるが、ビックバン仮説が大半の科学者が認めているところのようだ。その契機は、1965年に、高感度アンテナを設置している最中に全方向である周波数のマイクロ波を科学者が検知し、宇宙の初期に発生するとされた残光電波が確認されたことによる。それでほぼ定説として固まったようだ。

 定説の意義は大きい。そして研究結果は、真理を愛する哲学や宗教に影響を与え、まわりまわって「生き甲斐」にも影響を与えるのだろう。

 自分を形作る身体。周りの世界。そのすべての存在は137億年前のビックバンを起源にしている。それを起源に素粒子が生まれ、原子が生まれ、光が生まれ・・・と続く。

 子どもだったころ、そして物心がつき理屈っぽかった青年時代。当時は、はっきりとした宇宙観がなく、きらめく星や惑星のある宇宙は美しいと思ったが、そこから、身近な神のイメージなど浮かばなかった。美しい宇宙を創っても、どっかに行って、自分からちょっと遠いSomething Greatのイメージであった。

 今は、カトリック教徒として、愛そのものの神を信じている。そして、このビックバンを知ることで、若いころのイメージより、より親しみのある宇宙を感じているようだ。

(感謝の領域<生まれる前の歴史>2/60)

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