イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ほめる、にも判断の十字路がある!

2010-02-03 | 第四章「愛とゆるし」

 原初感情(いろいろ説はあるが)の好き、嫌い、怖い、怖くないを大切にするという「生き甲斐の心理学」で学んだことは生きる上で、本当に重要だ。

 組織の中で仕事をしていたり(数字を追いかけたり、義理や人情に縛られたり)、複雑な人間関係の中で活動していると、時に自分の本音が判らなくなる。そればかりでなく、本音としてやりたくないことを、逆にふらっとやったりする(後で考えると気がつくことがある)。

 自分のこころの底の好悪や怖れの感情が見えにくくなり、他人の感情に振り回され(感情転移)、本当らしい理屈(地につかない思考主導)に惑わされる。

 まるで、コンパスの狂った航海のようである。そして、ある日問題が現実化して座礁する。私も辛い経験をして、その意味を学んだ(痛い目に会うと本当に判る)。

 まだ20歳台の青年のころ、ある受注活動に奔走していたことがあった。その時、上司とAさんの同行訪問したのだが、訪問後上司はその商談をやめるように指示したのだ。大きな商談だったが、恐らく原初感情を大切にして避けたのだと、今は思える。営業の何たるかを知り尽くしていた上司の判断だった。

 その時は、余り考えなかったが、もしその商談をすすめたら・・・マイナス面が多かったろう。

 ほめることは、意外とインパクトが大きい。それだけに、重要なことでほめる前には、自分の原初感情・本音を大切にし、自分の本音が狂っていないかも、冷静に見極める必要があると思う。一度走り始めると、止まらなくなる恐れもある(自戒をこめて)。

(感謝の領域<褒める>16/60)

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