イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

信頼せずに、ほめることなど出来ません!

2010-02-06 | 第四章「愛とゆるし」

 世の中いろいろ悲しいことがあるが、信頼されないことも一つである。こんな中、自分を信じて欲しいという人も多い。H首相も昨年末「信じて欲しい」と語り有名になった。

 H首相で思い出したが、先日国会中継をテレビで見た。地デジ放送で微妙な表情を捉えてることもあり、また、答弁が質問者も回答者も自分の言葉で話すのでとても迫力がある。つまらないやり取りもあるが、本当に魂の会話と思われる質疑もあった。人間の何たるかを知ることができる。

 閑話休題

 信じて欲しい、信頼して欲しいと、時どき思う場面が自分にもあるが・・・

 ある時、逆にあなたは他人をどの程度信頼しているかと聴かれて、はっとさせられたことがあった。

 福祉の世界で働いたことがあったが、利用者の一貫性に信頼を寄せることは、本当に重要であった(心理学のカールロジャースの人格形成理論の第4の命題を知っていることがどれだけ宝だったことか)。どんな病気や障がいをもっていても、その方の置かれた世界と一貫性を信頼することは基本であり、信頼すると不思議に人間関係は繋がってくるものだ。

 家族でも、親しい間柄でも、信頼することは極めて大切である。そして、これも訓練を要することなのだろう。

 かつて、自分にとって大切なAさんが混乱していた時期があった。その時は、自分の防衛機制から、後から考えると、Aさんを基本的に信頼していない時期だったようだ。人を信頼しなければ、その人も信頼してくれない。当たり前なのだが、意外と忘れてしまう。

 バリアを張り巡らすより、信頼は大切なのだろう。信頼はほめるの必要条件のひとつ。

(感謝の領域<褒める>19/60)

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