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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分以外は不可解!?<カタストロフィーにも負けず④>

2010-02-21 | 第五章「和解と平和」

 どこかで読んだが、現世人類は様々な生物の中では、遺伝学的にかなり均質な種であるそうだ。

 しかしながら、自分が想像だにしない行動をする人がいる。また、自分もある人から言わせるとエイリアンだそうだ。

 私は幸か不幸か、幼いころからいろいろな人と接した。海外で暮らしたこともある。成人してからも、対人的な仕事で様々な人と接した。介護・福祉やカウンセリング勉強会の仕事もした。それでも、人が判ったという感じはしないし、謎・不可解な部分は昔と変わらない。

 自分以外の他人は驚きの対象と、深層心理学では言われるようだ。確かに、人は身体も違うが、成育史も全く違う。身体や環境の似ている親子や兄弟でも、やはりかなり違う。へーと思うようなことは結構あるものだ。

 主義・信条も人それぞれ違う(微妙に違うことも含め)。ただ、よくお話をお聴きすると、しっかりとした(しみじみとなるような)理由があるのである。自分にとって原理主義的に批難することは、意外に難しい。そんなことをしみじみ思う。

 また、身体やこころを病んだ人でも。一見不可解な行動にも、その人なりの動機がしっかりある。心理学者のカール・ロジャーズの命題5などは真理だと思う。どんなことでも、より知ると、しんみりとする理由があるものだ。

 不可解だからといって拒絶するよりは、対話して相手を知る。それは、こころの安定をもたらすようだ。また、何か真理に近づくようでもある。カタストロフィーも同じかもしれない。

(感謝の領域<カタストロフィーにも負けず> 34/60)

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